のん、作品を通して“戦争”を実感 「日常と隣り合わせにある」

2016年10月28日 / 19:17

主人公すずの声を演じたのん

 映画『この世界の片隅に』第29回東京国際映画祭“特別招待作品”上映後舞台あいさつが28日、東京都内で行われ、主人公すずの声を演じた(能年玲奈改め)のん、片渕須直監督が出席した。

 こうの史代氏の漫画を原作にアニメーション映画化した本作は、第2次世界大戦中の広島・呉を舞台に、戦争が激化していく中で大切なものを失いながらも前を向いて日々を生きていく女性を描く。

 これまで「戦時下の時代は別次元の、自分のいる場所とは全く違う世界にあるものだと。漠然とそういう感覚があった」というのんだが、原作に触れて初めて「そうではなくて、日常と隣り合わせにそういうものがあって、毎日が必ず巡ってくる」と気づいたという。

 声を演じたすずについては「あからさまに戦争というものに嫌悪感を示している人ではないのかなと思って、それよりも目の前にある毎日の暮らしを一生懸命に生きるという部分を意識した」と役作りについて明かした。

 片渕監督も「(声優が演じた)完成度の高い他の人の音声の中で、最もナチュラルに存在しているすずさんを演じてくれて、僕は彼女が誇らしい」と絶賛した。

 最後に、のんは本作の公開を待つファンへ「普通に日々を送るとか、普通に毎日が巡ってくるという、その“普通”がすごくいとおしく感じる作品だと思います。そして生きるということに涙があふれ、何があっても生活を続けるということの力強さに心が震える映画だと思います」とメッセージを送った。

 映画は11月12日からテアトル新宿ほか全国ロードショー。


芸能ニュースNEWS

「スクープのたまご」最終回 連続不審死事件の犯人が明らかに 「週刊誌の印象が変わった」「『週刊千石』の面々に会えないのは寂しい」

ドラマ2025年12月24日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の最終話が、23日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、若き新人記者 … 続きを読む

「娘の命」最終話で“衝撃の事実”が判明 「タイトルをくつがえす展開」「沙織が最後まで強くてMVP」

ドラマ2025年12月24日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の最終話が、23日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む

「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」「樹(草なぎ剛)の優しさが全部包んでいった」「陸くんのその後が気になった」

ドラマ2025年12月23日

 「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」(カンテレ・フジテレビ系)の第11話(最終話)が、22日に放送された。  本作は、妻を亡くし、幼い息子を男手一つで育てるシングルファーザーで、遺品整理人の鳥飼樹(草なぎ剛)が、遺品整理会社 … 続きを読む

天海祐希が「劇場版キントリ」出演の2人に生取り調べ! 佐々木蔵之介「天海さんはいつも頼もしい」石丸幹二「撮影が終わったとき、発熱」『劇場版「緊急取調室 THE FINAL」』カウントダウンイベント

映画2025年12月23日

 12月22日、東京都内の六本木ヒルズアリーナで、12月26日から公開となる『劇場版「緊急取調室 THE FINAL」』カウントダウンイベントが行われ、出演者の天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、でんでん、小日向 … 続きを読む

2026年ボートレース新CM発表会 マチダ教官役の町田啓太「ボートレースに関わる全ての方々が、本当に高い熱量を持って取り組まれていることを肌で感じています」

2025年12月22日

 2026年ボートレース新CM発表会が、22日東京都内で行われ、CMに出演した町田啓太、ファーストサマーウイカ、生瀬勝久、細田佳央太、安斉星来、吉田晴登が登壇した。  一般財団法人 BOATRACE 振興会は、この日の登壇者を起用した新CM … 続きを読む

Willfriends

page top