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主人公を演じる武田梨奈
伊達政宗の長男、伊達秀宗が開いた宇和島伊達400年記念映画『海すずめ』の製作発表記者会見が16日、東京都内で行われ、出演者の武田梨奈、小林豊、吉行和子、大森研一監督が登場した。
この作品の舞台は、愛媛県宇和島市。物語は、図書館“自転車課”という仕事を通じて主人公の雀(武田)が故郷を知り、成長していく姿を描く。
撮影はオール宇和島ロケ。今月末にクランクインを控えた武田は「最初に台本を読んだ時に本当に愛のある作品だなと思って…。まだワンシーンも撮ってないけど、いい映画になるなと自信があります。楽しみにしていてください」と笑顔でアピールした。
また、元図書館員のトメばあさんを演じる吉行とは初共演で、武田は「今日はじめてお会いしたんですが手汗が…」と演劇界の大先輩を前に緊張しながらも「(撮影では)吸収したいことだらけです」と期待。
吉行も、雀が自転車で届ける本を心待ちにしている役どころとあって「こんなかわいい子がしょっちゅう来てくれるような高齢者っていいなと思いました。独り暮らしの高齢者って寂しいもの。もっともっとこういうシステムが広がればいいなと思います」と語っていた。
一方、雀の同僚・岡崎賢一役を演じる小林は、元ロードレーサーという設定だが「実は極度の運動音痴で…」と苦笑いで告白。「いま、ロードバイクの絶賛練習中!」という小林に、アクションが得意な武田は「あんまり考えるな。感じろ。感覚が大事」とアドバイスを送っていた。
会見の最後には、武田が撮影への意気込みを込めた気合いの板割りを披露。見事一発で板を割った武田は「この前、(テレビ番組の)「有吉反省会」で『いろんなところで瓦とか板とか割ってごめんなさい』って言ってたのに、またやっちゃった。ごめんなさい」と反省しきりだった。
映画は2016年初夏、全国ロードショー。
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