木村拓哉「今までの殺陣とは百八十度違う」 剣豪・宮本武蔵役に挑む

2014年3月10日 / 20:25

武蔵と思いを寄せ合うお通を演じた真木よう子

 テレビ朝日開局55周年記念ドラマスペシャル「宮本武蔵」の制作発表記者会見が10日、東京都内で行われ、出演者の木村拓哉、沢村一樹、真木よう子、松田翔太、ユースケ・サンタマリア、香川照之が出席した。

 ドラマは、400年前に剣の力で日本の頂点を目指した剣豪・宮本武蔵(木村)の葛藤や苦悩を描く大型時代劇。武蔵とライバル・佐々木小次郎(沢村)による巌流島の戦いや一乗寺下り松76人斬り、やりの宝蔵院での壮絶な試合などのエピソードが盛り込まれている。

 木村の“武蔵”ぶりについて沢村は「仕事でご一緒するのは初めて。木村くんは剣道もやっているし、逆になぜ今まで(武蔵役を)やってこなかったのかと思うぐらいぴったりでした」と振り返り、「現場で剣を交えてせりふを合わせたとき、やっと武蔵を演じる年齢になって、満を持して臨んでいると感じた」と語った。

 木村自身も「今まで存在していた(時代劇の)殺陣のシーンとは百八十度違うのではないかと思います」とアクションシーンに自信をのぞかせた。「間合いからして、沢村さんと翔太くんとも本当に避けなければ当たるほどのスピード感と距離感があった。今までにあり得ない距離感で撮影するシーンが多く、大きなけががなくて本当に奇跡だなと思いました」と明かした。

 木村は共演者について「どなたもカジュアルでジェントルで、かと思うととても気さく。感情が高ぶるシーンでも、カット(の声)がかかれば、直後にお互いが歯を見せ合って笑えるような方ばかりでした」と語った。

 武蔵と思いを寄せ合うお通を演じた真木も「木村さんというより武蔵様でした。木村さんが武蔵様で良かった」と笑顔を見せた。

 連日体力勝負のアクションシーンの撮影が続いた木村は「アクションシーンを撮ると、なぜか体が肉を欲しまして。京都にいると(食事の)肉率が高まりました。翔太くんとはタイミングが合わなかったけど、他の全員と(は一緒に)肉を食べています」と笑わせた。

 また、真木は7日に授賞式が行われた「第37回日本アカデミー賞」で最優秀主演女優賞と最優秀助演女優賞をダブル受賞。テレビで授賞式の様子を見ていたという木村は「真木さんが受賞したとき、人ごとではない感じがしました。翔太のお兄さん(松田龍平)も受賞して、素晴らしいお二人だから賞が頂けたんだと思う。本当におめでとうございます」と祝福した。

 ドラマは15日、16日午後9時からテレビ朝日系で2夜連続オンエア。


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