『フランケンシュタイン』ジャパンプレミア上映会 ギレルモ・デル・トロ監督「違う者同士がお互いを理解することができることを描いた作品」

2025年9月25日 / 10:30

 Netflix映画『フランケンシュタイン』のジャパンプレミア上映会が24日、東京都内で行われ、約7年ぶりの公式来日となったギレルモ・デル・トロ監督とゲームクリエーターの小島秀夫氏が登壇した。

 本作は、作家メアリー・シェリーの古典小説を実写映画化。己の欲望に駆られたフランケンシュタイン(オスカー・アイザック)が生み出した”怪物”(ジェイコブ・エロルディ)の存在を通して、人間とは何か、そして真のモンスターとは何かを問い掛ける。11月7日(金)からNetflixが世界独占配信し、10月24日(金)からは一部劇場で公開予定。

 デル・トロ監督は「幼少期からこの作品を作りたいと願っていました。本作は自分にとって個人的な作品になっているので、皆さんと共有できることをうれしく思います」とあいさつした。

 デル・トロ監督は、これまで何度も映像化されてきた古典的な名作を新たによみがえらせるに至った経緯について、「7歳の頃にフランケンシュタインと出会いました。私の故郷では毎週日曜日に教会でホラー映画が放映されていました。そこでモンスターたちを見ながら、私自身が怪物でもあると感じました。自分自身も、奇妙で理解されない経験もあって、モンスターのように人から好かれないところが私のようだと思いました。彼のような“不完全な姿”に美しさを感じました。そして11歳の時に原作を読み、誰もまだこの作品の精神を描いていないと感じてこの映画を作りたいと思いました。40代になって子どもができた時には父子関係についても描きたいと思ったので、私にとって長い経緯を持った作品になっています」と明かした。

 また、「役者は仕事の8割を占めてくれます。いい役者を集めれば伝えたいことが伝わります。俳優たちは素晴らしかったです。ジェイコブの目を見た時、完璧な怪物を演じてくれると確信しましたし、彼も自信を持ってくれました。オスカー・アイザックとの相性も完璧でしたし、ミア・ゴスも役者として素晴らしかったです」と語った。

 最後にデル・トロ監督は「今のような時代に生きる中で、“違う存在を受け入れる”というのはまれなことだと思います。違う者同士がお互いを理解することができる、そういうことが私にとっても素晴らしい解放をもたらした作品になりました」と語った。


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