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百名ヒロキ(左)と村山彩希(撮影/柏井 彰太)
7人が開幕への思いを述べたあとには、久保田から稽古中のできごとや、キャスト同士のエピソードなどについての質問も。
村山は、キャスト間の絆の深まりについて、「いろいろあるんですけど、稽古期間中、居残り組と早上がり組ができることがあって。稽古の終盤に入るにつれて、(早く)上がってもいい人が、残って(居残り組の)稽古を見てくれていたのを、私はすごく驚いたというか、“仲間なんだな”と改めて感じました」と周りに感謝を述べた。
一方、百名や柳下は、初主演舞台で座長を務める村山の頑張る姿に感心しきりの様子で、百名が「今回は1日2公演の日もあるため、稽古中に、通し稽古を2回するかしないか問題が発生して。(演出の)岡村さんが『2回やりたい人』と聞くと、みんなシーンとなったんですが、村山さんだけが『えっ?しないの?』って、めちゃくちゃやりたい顔をしてて。『私一人でもやる』って言って…村山さんのガッツ、すごいなあと思って」と語ると、柳下も「村山さんの集中力や体力がすごくて。“見ていたい”という空気を作ってくれた座長だなって」と褒めの言葉を口にした。
ミュージカルになった本作は、歌やダンスシーンが随所に登場する(撮影/柏井 彰太)
最後は、登壇のキャストを代表して、村山が公演を楽しみにしている人たちへ向けてメッセージを送った。
「『新・幕末純情伝』をどうやって、より良いものにして届けられるかを、稽古期間、みんなでもがき、たくさんの汗をかいてきました。(ミュージカル化した)今回からの演出もたくさんあるので、このメンバーでしかできない『新・幕末純情伝』がお届けできるかなと思っています。ぜひ生でみなさんに見ていただきたいですし、絶対に後悔させないので。劇場でお待ちしています」
公開ゲネプロでは、「新・幕末純情伝」は“ミュージカル”になったことで、舞台構成がまさに“革命”的な変化となっていて、歌とダンスをふんだんに取り入れたステージが進行していく。
全員が集ってのオープニングのダンスからすでに熱い。沖田総司が新撰組と出会い、京都へ旅立つ場面。沖田と坂本龍馬との出会い。「池田屋」へ乗り込む新撰組…など、名シーンが次々と登場する。
もちろん、一番の見どころである迫力満点、キレ抜群の殺陣はみごとの一言。中でも、沖田役の村山の繰り出す剣さばきは必見で、百名ら共演者たちも、そして演出・岡村からも「過去一」との評価を得たほどだった。
全幕約130分のステージ。まさに“熱量”MAXのゲネプロが終了し、8日にいよいよ初日の幕が開く。
公演は8月24日(日)まで同所で、全17公演。公演期間中、8月14日(木)~16日(土)の3日間、キャストや演出・岡村、振り付け・多和田らが出演してのアフタートークショーも開催する。
取材会に登壇した(左から)佐久本宝、青木瞭、柳下大、村山彩希、百名ヒロキ、細貝圭、嘉島陸(撮影/柏井 彰太)
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