timelesz・原嘉孝、役者業への思いは「変わらない」 「一つ一つの作品に真摯に向き合っていく」

原嘉孝　（C）エンタメOVO

　舞台「Take Me Out」2025製作発表会見が7日、東京都内で行われ、出演者の玉置玲央、三浦涼介、章平、原嘉孝、小柳心、渡辺大ほかが登壇した。

　本作は、メジャーリーグを舞台に同性愛者であることを告白した名選手とそのチームを描いた舞台作品。日本では、2016年に初演、2018年に再演。3度目となる今回は、2018年の再演を支えたオリジナルメンバーに新メンバーを加えた「レジェンドチーム」と330人の中からオーディションを勝ち抜いてきた「ルーキーチーム」の2チーム体制で上演される。

　「レジェンドチーム」で出演する原は、メジャーリーグに国境の壁を越えて挑んでいる日本人チームメイトのタケシ・カワバタ役を演じる。原は「今年から初参加させていただきます。今まで僕は野球というものにあまり関わってこない人生だったので、先輩方の胸を借りながら、すてきな作品になるよう精いっぱい演じさせていただきます」とあいさつした。

　この日は会見前に明治神宮外苑のグラウンドにてレジェンドチームvs.ルーキーチームの野球体験試合も実施された。これまで野球の経験がないという原は「ピッチャーは孤独な時間でした。最初は思いっきり投げてたんですが、外れるから打たせて勝とうと作戦になって。ゆっくり投げてもフォアボールで。その時間が一番気まずかったです。でも、良い経験でした」と振り返った。

　現在、timeleszとしてアイドル活動も行う原。アイドル活動でも注目されている今、演劇に臨む気持ちを聞かれると「（今までと）変わらないです」と断言し、「僕が個人的に原嘉孝としてtimeleszというグループに所属できただけであって、僕は役者としての自分も捨てずにいるので、今までと変わらず、一つ一つの作品に真摯（しんし）に向き合っていくというだけです。この場ではアイドルという面を捨て、自分なりに作品に向き合いたいと思います」と意気込んだ。

　舞台は、5月17日〜6月8日に都内・有楽町よみうりホールほか、名古屋、岡山、兵庫で上演。

舞台「Take Me Out」2025製作発表会見の様子　（C）エンタメOVO