Netflixシリーズ「First Love 初恋」プレミアイベントが21日、東京都内で行われ、出演者の満島ひかり、佐藤健、八木莉可子、木戸大聖、夏帆、中尾明慶、荒木飛羽、アオイヤマダ、向井理、小泉今日子と寒竹ゆり監督が登壇した。
本作は、1999年に発売された宇多田ヒカルの「First Love」とその19年後に発表された「初恋」という、２曲にインスパイアされて制作された。
90年代後半と、ゼロ年代、そして現在の三つの時代が交錯し、20年余りにわたる、忘れられない“初恋”の記憶をたどる一組の男女の物語。
満島が、CAを目指すも不慮の事故で運命に翻弄（ほんろう）される野口也英。佐藤が、航空自衛隊のパイロットになるも、現在は別の道を歩む並木晴道を演じる。
満島は「撮影の前は意気揚々と、撮影中は結構苦しんで…。でも完成作は、皆さんに胸を張って見ていただきたいと思える作品になっていました。この作品が皆さんの中で、どのように根を生やして、花になっていくのかちょっと楽しみです」とあいさつした。
佐藤は「この作品の見どころはアクションです。走ったり、戦ったりということではなくて。現場で監督から何度も『もっと体温が２度ぐらい高い感じで』と言われたんです。僕たち、恋をしているときって、好きな人と目が合ったりすると、体内の細胞が暴れ回って、体温がグッと上がる。なので、この作品では登場人物たちの細胞のアクションを注目してもらえたらと思います」と語った。
また、「本作を通して運命を感じた瞬間」を尋ねられた佐藤は「天狗山でのキスシーン」を挙げ、「ロープウエーで結構上まで登って、景色がきれいなところで２人の大事なシーンを撮るのですが、雲が出ていて『今日は撮れない』というのが何回かあって」と撮影時のエピソードを披露。
満島が「５回ぐらいあったよね」と続けると、佐藤が「われわれは“今日は”と思ってエンジンをかけて現場に入るんだけど、中止になって帰るので“まだちょっと足りていないのかな”と思いながらやっていました。そこのシーンは、運命の神様が許してくれてからやっと撮れた大事なシーンになっているので、ぜひ見てください」と笑顔でアピールした。
ドラマは11月24日からNetflixで独占配信。
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