米アカデミー賞『パラサイト 半地下の家族』が4冠 主演男優賞はホアキン、主演女優賞はレニー

2020年2月10日 / 17:04
 第92回アカデミー賞授賞式が10日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、ポン・ジュノ監督の韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が作品、監督、脚本、国際長編映画賞を受賞した。
 
 主演男優賞は『ジョーカー』のホアキン・フェニックス、主演女優賞は『ジュディ 虹の彼方に』のレニー・ゼルウィガー、助演男優賞は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のブラッド・ピット、助演女優賞は『マリッジ・ストーリー』のローラ・ダーンがそれぞれ受賞。また、カズ・ヒロ(旧名:辻一弘)ほかが、『スキャンダル』でメイク・ヘアスタイリング賞を受賞した。

 俳優としては初受賞となったピットは、クエンティン・タランティーノ監督と共演のレオナルド・ディカプリオ、スタッフに感謝の言葉を述べた。そして「多くの人にいろんなチャンスをもらってここに立っています。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。まさにこの物語そのままです。(この賞を)子どもたちに贈ります。本当に感謝しています」とスピーチした。

 負のヒーローを演じたフェニックスは「素晴らしい経験ができました。これは、声なき者が声を上げることができるいい機会です。現代には男女の平等、先住民の平等、ジェンダーなど、さまざまな問題があります。私の兄(故リバー・フェニックス)はこのように言いました『お互いに協力すること、愛情と協力する心を持って人を助けましょう』と」と語って拍手を浴びた。
 
 往年の名女優ジュディ・ガーランド役で受賞したゼルウィガーは「特別なコラボレーションであり、私の人生において意味のある経験ができました。光栄です。美しい映画に出会えてうれしく思います。全てのキャスト、クルーに感謝しています。ジュディ・ガーランドは私のヒーローです。団結させてくれました。これは、あなたに捧げたいと思います」と涙ながらにスピーチした。
 
 また、英語以外の作品では初の作品賞受賞、作品賞と国際長編映画賞(昨年まで外国語映画賞)の同時受賞も初という『パラサイト 半地下の家族』のジュノ監督は、監督賞の受賞スピーチで「私が小さい頃、英語の勉強をしているとき、いつも片隅に置いていた言葉があります。『最も個人的なことは、最もクリエーティブなこと』。これは偉大なマーティン・スコセッシの言葉です。私の名前がまだアメリカで知られていなかったときに、いつも私の作品を認めてくれたクエンティン・タランティーノ。本当に愛しています。ありがとうございます。明日の朝まで飲み続けます」と喜びを語った。
 

主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックス  (C) Getty Images


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