前山剛久「普通とは何かを考えてくれたら」 舞台「妖怪アパートの幽雅な日常」開幕

2019年1月11日 / 01:00
(左から)谷佳樹、小松準弥、前山剛久、佐伯亮

(左から)谷佳樹、小松準弥、前山剛久、佐伯亮

 舞台「妖怪アパートの幽雅な日常」の囲み取材が10日に都内で行われ、前山剛久と小松準弥、佐伯亮、谷佳樹が登壇した。

 本作は、第51回産経児童出版文化賞フジテレビ賞も受賞した児童文学のコミカライズを舞台化。孤独を抱えた青年が、幽霊や妖怪が出るというアパートに入居し、心優しくもクセの強い入居者たちとの交流を通し、なくしていたものを取り戻していく青春ストーリー。

 主人公の稲葉夕士を演じる前山は、「魂込めて稽古に臨んできたので、素敵な作品に仕上がっていると思います」とあいさつ。「座長だと引っ張らなければいけないと思っていたのですが、今回はみんなに支えてもらったという意識が強かったです」と稽古を振り返った。

 稲葉の親友・長谷泉貴役の小松は「僕は妖怪アパートにはいませんが、稲葉を見守り、心の変化を常に感じて、一緒にいるという大切な役割を担わせていただいています」と自身の役柄を説明した。

 コミック化、アニメ化もされている本作の、舞台ならではの魅力について、小松は「丁寧に描いているので、生身の人間がやることで心から震えてもらえるんじゃないかなと思います」と語り、龍さん役の佐伯は「(スペシャル・ダンサーとして出演する)三井聡さんや幽霊、妖怪たちのパフォーマンスも、一つの楽しみとして見てもらいたい」とアピールした。

 最後に前山は、「この作品を見て一番考えるのは『普通とは何か』だと思います。僕にとっての普通と皆さんにとっての普通は絶対に違いますし、それぞれに答えも違う。ぜひ、普通とは何かを、この作品を見て考えていただけたらうれしいです」と本作への思いを語った。

 舞台「妖怪アパートの幽雅な日常」は1月27日まで紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演。


芸能ニュースNEWS

望海風斗&明日海りお、エリザベート役に「今でも不思議な感じ」 古川雄大、3度目のトート役で「寝ている間も稽古をしている」

舞台・ミュージカル2025年9月19日

 ミュージカル「エリザベート」製作発表記者会見が18日、東京都内で行われ、出演者の望海風斗、明日海りお、古川雄大、井上芳雄、山崎育三郎、演出・訳詞の小池修一郎が登壇した。  本作は、1996年に宝塚歌劇団により日本初演、2000年の東宝初演 … 続きを読む

「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」「乾さんが裏切り者というのはミスリードな気がする」「もはや藤井流星本人よりも乾さんの方が好きかもしれない」

ドラマ2025年9月17日

 「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」(フジテレビ系)の第9話が、16日に放送された。  本作は、日本ではまだ制度としての確立も曖昧な“おとり捜査”に真正面から挑む、警視庁内の異端チーム・通称“スティンガース”の活躍を描く、完全オリジ … 続きを読む

「北くんシェア」最終回 “33%の会”に解散の危機 「オチが完璧過ぎた」「幸せな気持ちでいっぱい」

ドラマ2025年9月17日

 本田翼が主演するドラマ「北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。」(カンテレ・フジテレビ系)の最終話が、16日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  北くん(岩瀬洋志)が突如いなくなって2日、南(本田)た … 続きを読む

“MOJOプロジェクト” 第2弾、ミュージカル「どろんぱ」 小池徹平と屋比久知奈に加え、全キャストが決定

舞台・ミュージカル2025年9月16日

 先日上演を発表した、日本発のオリジナルミュージカルを世界へ発信する、末満健一のオリジナルミュージカル“MOJOプロジェクト”待望の第2弾、ミュージカル「どろんぱ」supported by にしたんクリニック。  主演・小池徹平、共演・屋比 … 続きを読む

井上芳雄主演のミュージカル「ダディ・ロング・レッグズ」が3年ぶり再演

舞台・ミュージカル2025年9月16日

  二人きりで織りなす愛と感動の物語が、あの“あしながおじさん”のストーリーが、3年ぶりに待望の再演。   12月12日(金)~2026年1月2日(金)まで、東京・日比谷のシアタークリエで上演するミュージカル「ダディ・ロング・レッグズ」。 … 続きを読む

Willfriends

page top