エンターテインメント・ウェブマガジン
受賞スピーチをする菅田将暉
第41回 日本アカデミー賞授賞式が2日、東京都内で行われ、是枝裕和監督の『三度目の殺人』が作品、監督、助演男女優を含む最多の6部門で最優秀賞に輝いた。
是枝監督にとっては『海街diary』(15)以来2度目の最優秀作品賞の受賞となった。
個人でも監督、脚本、編集の“3冠”を達成した是枝監督は「脚本、撮影、編集を同時並行で進めていった作品なので、切り離して考えたことがない。現場ではあまりに悩みに悩んだので、途中でプロデューサー陣に呼び出され『本当に大丈夫なのか?』と言われるほどヒリヒリする時間を過ごした。うれしいですけれど、まだ居心地が悪いですね」と控えめに喜びを語った。
最優秀助演男優賞の役所広司は、『関ヶ原』でも優秀助演男優賞を受賞しており「間に挟まって、複雑な気持ち」と苦笑い。それでも、現在撮影中の映画で肉離れを起こした足を引きずりながら「(主演の)福山雅治くんと、狭い空間で2人で作り上げた芝居なので、福山くんに感謝したい。年を取って年長組に入りましたが、この賞を機に、もうしばらく頑張っていきたい」とさらなる意欲を示した。
最優秀助演女優賞の広瀬すずは、昨年『ちはやふる -上の句-』で優秀主演女優賞、『怒り』で優秀助演女優賞をダブル受賞しており、“三度目の正直”で頂点に立った。「是枝監督にはいつも、見たことのない景色を見せてもらっている。少しでも恩返しができるよう、少しでも自分が参加した作品の力になれるよう頑張ります」と決意を語った。
最優秀主演男優賞は『あゝ、荒野 前篇』の菅田将暉が獲得した。「信じられなくて、現実味があまりない。でも、公開館数もあまり多いわけではない映画を、ちゃんと見ていてくれたことに感謝します」と驚きながらも感慨深げに話した。
『彼女がその名を知らない鳥たち』で最優秀主演女優賞の蒼井優は「この映画を撮っているとき、この仕事(女優)をして本当に良かったと思った。こんなに大きな賞を頂けて恐縮しています。(優秀賞を)受賞した皆さんも尊敬していますので、一緒に映画界を盛り上げていこうと思います」と、涙で声を詰まらせながら訴えた。
ドラマ2025年5月19日
川栄李奈が主演するドラマ「ダメマネ! ーダメなタレント、マネジメントしますー」(日本テレビ系)の第5話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレあり) 本作はかつて国民的天才子役として名をはせた神田川美和(川栄)が、過去を隠し「隅田川道 … 続きを読む
ドラマ2025年5月18日
正門良規(Aぇ! group)が主演するドラマ「ムサシノ輪舞曲」(テレビ朝日系)の第5話が、17日に放送された。(※以下、ネタバレあり) 本作は、お隣の10歳年上のお姉さん・武蔵原環(高梨臨)を幼い頃から思い続けるも、「家族同然の弟」枠 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年5月16日
舞台「Take Me Out」初日前会見&公開ゲネプロが16日、有楽町よみうりホールで行われ、出演者の玉置玲央、三浦涼介、原嘉孝ほかが登壇した。 本作は、メジャーリーグを舞台に同性愛者であることを告白した名選手とそのチームを描いた作品で … 続きを読む
ドラマ2025年5月16日
「波うららかに、めおと日和」(フジテレビ系)の第4話が、15日に放送された。 本作は、西香はち氏の同名コミックを原作に、昭和11年を舞台に、突然舞い込んだ縁談から帝国海軍に勤める江端瀧昌(本田響矢)と交際ゼロ日婚したなつ美(芳根京子)の … 続きを読む
ドラマ2025年5月16日
「PJ ~航空救難団~」(テレビ朝日系)の第4話が、15日に放送された。 本作は、航空自衛隊航空救難団に所属する救難員(通称PJ/パラレスキュージャンパー)を育てる救難教育隊の教官・宇佐美誠司(内野聖陽)と、選抜試験を突破した訓練生たち … 続きを読む