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(左から)佐藤祐基、加藤虎ノ介、細貝圭
舞台「オーファンズ」の稽古場取材会が4日、東京都内で行われ、出演者の細貝圭、佐藤祐基、加藤虎ノ介、演出を手掛けるマキノノゾミ氏が出席した。
本舞台は、「蝕まれた心が愛によって癒されていく」というテーマで書かれた、ライル・ケスラー脚本による3人芝居。1986年の日本初演では市村正親が主演を務めた。
今回、物語の中心人物、フィラデルフィアの廃屋で暮らす身寄りのない兄弟を演じるのは細貝と佐藤。そこに、加藤演じるやくざ者のハロルドが迷い込み、彼もまた身寄りがなかったことから、3人に疑似家族のような日々が訪れ、物語が展開していく。
凶暴な性格の兄トリート役の細貝は「すぐキレるし感情のアップダウンが激しくて常に気を張っている人間。マキノさんからは『常にビートを刻んでいろ』と言われました」と役作りの一端を紹介。「翻訳劇でもこれは読みやすくてスッと世界観に入れた」といい「本当に繊細なお芝居。僕らにしかできないものをたくさんの人に見てもらいたい」とアピールした。
トリートに支配されながら暮らす、臆病な弟フィリップ役の佐藤も「頭も心も体もフル回転という感じ。やっと膨大なせりふも頭に入り、今は一番楽しい探求作業の最中です」とにっこり。「泥くさく男3人で演じているのが楽しい」そうで「すごくピュアで純粋な男なので常に新しい“はてな”を見つけるようにやっている」とこだわりも語った。
兄弟に波乱を巻き起こすハロルド役の加藤も「理屈抜きに没頭している。身体も疲れて頭もパツンパツンだけど、それだけ夢中になれる作品」と充実の笑みを浮かべた。
アメリカ生活の経験がある細貝だが、「低所得者層を演じる上で、当時の経験が役立ったか?」という質問に対しては、生活圏や日本語と英語の感覚の違いなどを挙げ、否定。それでも佐藤は「(せりふを)とちった時に英語がちょっと出ている。決して書いちゃいけない言葉が。おお、アメリカ!って思う」と細貝の様子をぶっちゃけ、笑いを誘った。
舞台は10月14日~15日、兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演。その後、18日~22日、都内の草月ホールで上演。
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