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著書『劇場』のサイン本お渡し会を行った又吉直樹
ピースの又吉直樹が11日、著書『劇場』の発売を記念して、東京都内でサイン本お渡し会を実施。イベント前に報道陣向けに会見を行った。
発表以来、大きな反響を呼んでいる又吉の初の恋愛小説『劇場』。異例の5万部を発行した掲載誌『新潮』4月号は発売から10日あまりで完売。それを受け、きょう発売される単行本の初版部数は、村上春樹作品に次いで新潮社の単行本では歴代2位の「30万部」と決定した。
この異例の初版部数に又吉は「書いた人間としては本当にうれしい。多くの人に手にとっていただけたら」と笑顔。発表からは約2カ月経過しているが「全体的には『面白く読んだ』という感想が多い」と明かすと「登場人物に対して本気で怒っている人や、『自分のことみたいやった』という人もいたり…。それだけ愛情を持って作品の中に入り込んでくださったんやと分かるので、それがまたうれしい」と周囲の反響を喜んだ。
一方、相方の綾部祐二と「さらにコンビ間格差が広がるのでは?」と突っ込まれた又吉は「綾部はニューヨークに行ったり、僕よりスケールのでかいことをやってますから。後、綾部はあまりそういうことを気にしない。僕こそ(彼に)期待しています」と穏やかにコメント。
当初の予定より“ニューヨーク行き”が遅れている綾部だが、これについては「この間も一回連絡取りましたけど、もうそろそろ。多分向こうで生活する基盤みたいなものをこの間作って来たので、本格的に今月、来月当たりに拠点を移すことになりますね」と近況を明かした。
「綾部さんから本作の感想は?」という質問には「『読まなきゃな』とすごい強い意思を感じさせる目で言ってました。あれから1カ月、2カ月たちますがまだ感想が届いていません」と苦笑い。「綾部は本を読むのが苦手なんです。なので僕も『無理せんでいいで』と言ったけど、もしかしたら頑張って読んでくれるかも。そもそも(第一作の)『火花』の感想もまだ正確なものは聞いてない。『長かった』とは言ってました。今回は『火花』よりも長いので、何と言われるんでしょうね」と笑わせた。
『劇場』は、高校卒業後に、演劇の成功を夢見て上京し、幼なじみと劇団を立ち上げた劇作家の永田と、女優を夢見て上京した女子大生の沙希の2人を描く。
自身の恋愛経験との関連を尋ねられた又吉は「『僕の話です』と言ったらうそになる。でもどんな話でも、もちろん僕の経験や、見てきたものが入っているので、どちらとも言えない。全く知らん話を書いたわけでもない。主人公は僕でもないし、僕でもある。あいまいな答えになってしまう」と話した。
実際、恋愛に関しては「分からないところのほうが多い。難しいものやなと思う」とも語った又吉。「結構モテるのでは?」と指摘されると「全然モテないんですよ」と否定し「『(ある人が)又吉さんのこと好きって言ってた』とか遠くから聞こえてくることはある。そういうのを聞くと、何かあるんじゃないかと一週間ぐらいドキドキして待っているんですが、結局何もないんですよね」と肩を落としていた。
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