エンターテインメント・ウェブマガジン
映画『美しい星』の完成披露試写会が24日に東京都内で行われ、出演者のリリー・フランキー、亀梨和也、橋本愛、中嶋朋子、佐々木蔵之介、吉田大八監督が出席した。
この作品は三島由紀夫が1962年に発表したSF小説を、『桐島、部活やめるってよ』などの吉田監督が舞台を現代に置き換えて映画化。ある一家(リリー・フランキー、亀梨和也、橋本愛、中嶋朋子)が、突然宇宙人と地球人に覚醒し、地球を救おうと行動を起こす姿を描く。
少しズレたおかしな家族の掛け合いも見どころで、吉田監督曰く「控室でも4人で固まってスタッフが近づけないくらいでした」と仲の良さを述懐。撮影中に“家族”がそろったのは3~4日ほどだったそうだが、お互い役名で呼び合うなど家族の空気を作っていたそうで、息子の一雄を演じた亀梨は「リリーさんがナチュラルな空気感を出してくれて」とその様子をにこやかに振り返った。
この日もステージ上でリリーが亀梨を「息子は…」とイジるなど和気あいあいとした雰囲気で、亀梨は「実際にリリーさんがお父さんだったらすごく楽しい息子生活を送れるだろうなと」とすっかり打ち解けた様子。妹を演じた橋本についても「クールな印象があったけど、とある動物が出てくるシーンでは今までに見たことのないテンションでした」と意外な一面を紹介した。
そんな橋本は、金星人に目覚めてミスコンを目指す女子大生・暁子を好演。撮影前は監督から「暁子の存在をもって美を正したい」と言われたそうで「絶対に美しくなければいけないという重圧を感じました。撮影中は一切の迷いを捨てるように『自分は絶対美しい』と自己暗示をかけ続けた1カ月でした」とプレッシャーを吐露。映画の中では円盤を呼ぶポーズを披露しており「客観的に見ると面白いので、真面目な顔をしてやるのが難しかったです」とシュールな1コマを振り返った。
一方、謎の男を演じた佐々木もこの作品ならではのユニークな苦労を紹介。セリフについて吉田監督から「今のは日本語みたい聞こえました」というダメ出しがくることもあったそうで、「あぁ、そうですか、『僕は宇宙人だと思っていいんですよね?』と聞くと、『宇宙人だと思ってる人だと思ってください』と言われたり、結構“議論”しましたね」と微妙なさじ加減に苦笑い。その様子をリリーが「蔵之介さんが『今のちょっと宇宙人すぎますよね』と言っていたり」と驚き交じりに振り返ると、亀梨も「『日本語っぽい』という会話を聞いた時、すごい異次元なところに到達してるなと思いました」と大きくうなずいていた。
映画『美しい星』は5月26日公開。
イベント2024年12月3日
12月2日、東京都内のNHKホールで、まもなく最終回を迎える大河ドラマ「光る君へ」のファンミーティングが開催された。ききょう/清少納言役のファーストサマーウイカと藤原斉信役の金田哲が司会を務め、主人公まひろ/紫式部役の吉高由里子、藤原道長 … 続きを読む
ドラマ2024年12月3日
ドラマ「嘘解きレトリック」(フジテレビ系)の第9話が、2日に放送された。 鈴鹿央士と松本穂香の共演で、都戸利津氏の人気コミックを実写ドラマ化した本作は、昭和初期を舞台に、貧乏探偵と人のうそが聞き分けられる奇妙な能力者が活躍するレトロミス … 続きを読む
ドラマ2024年12月3日
趣里が主演するドラマ「モンスター」(カンテレ・フジテレビ系)の第8話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレあり) ある日、16歳の少年4人が強盗致傷の罪で逮捕される。4人はある晩、一人暮らしの橘清美(石野真子)の留守を狙って家に侵入す … 続きを読む
ドラマ2024年12月2日
菜々緒が主演するドラマ「無能の鷹」(テレビ朝日系)の最終話が、29日に放送された。(※以下、ネタバレあり) 本作は、有能そうに見えて実は社内ニートの鷹野ツメ子(菜々緒)が、無能そうに見えて気弱だがしっかり仕事をこなす同期の鶸田道人(ひわ … 続きを読む
ドラマ2024年12月2日
日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(TBS系)の第6話が、1日に放送された。 本作は、未来への希望と活力に満ちた高度経済成長期の長崎県・端島と、どこか閉塞感が漂う現代の東京。70年の時を超え、2つの異なる場所をつなぐ若者たちと家族の物語。 … 続きを読む