浅田真央、決断のきっかけは全日本選手権 「目標をやり遂げないと…」と思っていた

2017年4月12日 / 17:19

引退記者会見を行った浅田真央

 現役引退を表明した女子フィギュアスケートの浅田真央が12日、東京都内で引退記者会見を開き、あらためて「私、浅田真央は選手生活を終える決断をいたしました。長い選手生活だったんですけど、たくさんのことがありました。今日は感謝の気持ちを皆さまにお伝えできればと思い、このような場を設けさせていただきました」と自らの口で報告した。

 会場にはムービーカメラ50台、スチールカメラ100台、約430人もの報道陣が詰めかけ、テレビ局などが会見の模様を中継するなど注目の高さをうかがわせた。浅田自身も「今日この場に入ってきたときに、これだけたくさんの方がいらしてくれてびっくりしたんですけど、今は落ち着いています」と着席して笑顔を浮かべた。

 約1年の休養を経て復帰した2015年からは「いい形でスタートできてなんとかシーズンを乗り越えられたけど、2シーズン目からはなんとか頑張ろうという思いだけでやってきた」と語り、「最後の全日本選手権で、ああもういいんじゃないかなっていう風に思いました」と決断に至ったという。

mao2_1067

 「オリンピックに出る」という目標を自ら掲げていただけに「目標をやり遂げないといけないと思っていた。自分の言ってしまったことへの葛藤はずっとありました」と、五輪出場を目指すことをやめる自分を、自分自身が許せるのか悩み続けたことで決断が伸びたことを明かした。それでも「自分が望んで復帰してチャレンジして出した結果。実際に挑戦して気持ちも体も気力ももう全部出し切ったので、いまは何も悔いはないです。晴れやかな気持ちです」と言葉通り晴れやかな笑顔を見せた。

 最も印象に残っている演技を問われると「難しいです。でもやっぱりソチ(五輪)のフリーかなと思います」と悩んだ末に日本中に感動を与えた演技を挙げ、自身にとってのフィギュアスケートの存在についても「難しいですけど、ひとことで言うとやはり人生かなと思います」と語った。

 また、今後は「5歳からスケートを始めて、いままでスケートにお世話になりました。これからはどんな形であってもフィギュアスケートに恩返しできるような活動はしていきたい」とフィギュアスケートに携わっていくといい、まずは「夏にあるアイスショーで、選手生活を終えて初めて皆さんの前で滑ります。いい演技を目指して頑張りたいと思っています」と新たな道への出発を誓った。

 最後には起立し、涙が浮かぶたびに言葉をつまらせ、体ごと振り返り涙を拭って前に向き直ること2回。最後まで笑顔のまま、涙をこぼすことなく「皆さん、応援をどうもありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

mao3_0890


芸能ニュースNEWS

「スクープのたまご」週刊誌記者への罵倒シーンに反響 美容師の言葉が「正論で苦しい」「さすが文春」

ドラマ2025年11月5日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第5話が、4日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新人 … 続きを読む

「娘の命」殺人事件の黒幕に“新堂”竹財輝之助が浮上 「竹財輝之助さん、またクズ野郎役」「全部がつながって面白い」

ドラマ2025年11月5日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第5話が、4日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いやっ … 続きを読む

「じゃあつく」“ミナト”青木柚の衝撃発言に「扱いが難しい」の声 「“勝男”竹内涼真が便器に挟まれる姿がシュール過ぎて爆笑」

ドラマ2025年11月5日

 夏帆と竹内涼真がW主演するドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)の第5話が、4日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、“恋人ファースト”ゆえに自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、“料理は女が作って当たり … 続きを読む

「新東京水上警察」“黒木”柿澤勇人のホラー的演出の登場に戦慄 「注いだワインの量が異常で怖かった」

ドラマ2025年11月5日

 佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の第5話が、4日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大迫 … 続きを読む

「ちょっとだけエスパー」「大泉さんの“ちょっとだけ福山雅治”に大爆笑」「人間は自分自身を救うことが一番難しいのかもしれない」

ドラマ2025年11月5日

 「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系)の第3話が、4日に放送された。  本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマン(大泉洋)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う姿を描く完全オリジナルのSFラブロマンス。脚本は野木亜紀子氏 … 続きを読む

Willfriends

page top