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故藤村俊二さんとの思い出を語った森山周一郎
1月25日に心不全のため82歳で死去した藤村俊二さんのお別れの会「献花の会」が14日、東京都内の長泉寺で営まれ、著名人と関係者ら約600人が参列。生前の藤村さんが所属していた「昭和九年会」のメンバーである森山周一郎と中村メイコが思い出を語った。
藤村さんと共に「昭和九年会」創立メンバーの一人だという森山は「創立メンバーで残っているのは私一人だけになってしまった」と寂しげにコメントした。
森山は昔を振り返り「おヒョイは僕のショーにゲストで来てくれたりもしたんだけど、何もやらない。人が歌っているのにあぐらをかいて酒を飲んでいるだけ。なのに、これが面白くてお客さんにウケたの。そんなことができるのはあの人だけだよね」と懐かしそうに藤村さんのエピソードを披露した。
森山が「タップダンスをやってほしい」と頼んでも「今日は遊びに来たんだからショーはやらない」と断ったという藤村さん。森山は「それが不思議と絵になる。何というんだろう。無芸の芸。何もしていないようでちゃんとしているんだよね」と故人をしのんだ。
また、7年ほど前に藤村さんとNHKのドラマで共演したという森山は「彼は『せりふを覚えるのは嫌だ』と言って」と、カンニングペーパーをスタッフに準備させた話まで披露した。
「ADの人に持たせたんだけど、(ADは)僕の分まで色を変えてカンペを書いてくれるから、僕まで楽しちゃった。僕はかつて大河にも出たけど、その時は死に物狂いでせりふを覚えたよ。それでも彼は堂々とカンニングをして許される。それ以来NHKでは“年寄りはカンペでもいい”となったんじゃないかな。彼が開拓者ですよ」と語り、笑いを誘った。
一方、中村は「共に東京っ子。血のつながらない双子のような感じ。お話が合って、おしゃれの話も異性の話もしました」と思い出を語り、「完璧にレディーファーストな方。それもさり気なくて控えめ。如才ない方なので、まったく周りに敵を作らず、本当にジェントルマンでした」とその人柄をしのんだ。
また「昭和九年会」のメンバーが次々と亡くなったことを惜しみつつ「“美人薄命”という言葉がありますが、私はその“逆証明”で残ってしまいました」と苦笑。「でも、おヒョイさんが亡くなってしまって全然寂しさも違う。いつでも私も(天国に)行けるや…と思って。あちらは大宴会、華やかなパーティーをやっているでしょう。私もせいぜいおしゃれをして早く行こうと思っています」とコメントした。
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