映画『ファインディング・ドリー』の日本最速スペシャル・プレビューが17日、東京都内で行われ、ゲストとして、声優に初挑戦したシドニーオリンピック競泳銅メダリストでスポーツ・コメンテーターの田中雅美が登場した。
本作は、『ファインディング・ニモ』から1年後の世界を描く続編で、田中が演じたマカジキはドリーの家族の思い出につながる重要な役どころ。
水泳界から初めてディズニー映画の声優に抜てきされた田中は、自身の水泳経験と絡めて「海に潜るのに近い映像美で驚きました。さすがディズニー/ピクサーだなと思うぐらいに、声のトーンやニュアンスなど細かく指示をいただいて、いい経験ができたなと思います」と語った。
また、自身が苦労した話として「夢に向かって進むということは、意外と大変なことやハプニングの方が多くて、私はオリンピックの時に岩崎恭子選手に励ましていただきました」と明かした。
苦手なことを質問されると、少し間を空けて「…陸です」と解答し、会場の笑いを誘った田中。「スポーツ万能みたいに思われてしまうけど、実は陸の競技が全然駄目なんです。動いてるものを目で追えないんですよ」と苦笑いを浮かべながら答えた
本作に出てくるキャラクターを身近にいる水泳選手に例えた田中は、自身を「デスティニーみたい」とし、「現役時代は練習中に頭をぶつけたことがあるところとか、プロレスの選手に間違われるぐらい体が大きかったので、体が大きくていろんなところにぶつかっちゃうデスティニーにそっくりだと思います」と話した。
映画は7月16日から全国ロードショー。