阿部サダヲ、羽生結弦選手の殿役に驚き 初演技にほれぼれ「表情美しく自然」

2016年4月28日 / 21:01

主演の阿部サダヲ

 映画『殿、利息でござる!』公開直前トークイベントが28日、東京都内で行われ、出演者の阿部サダヲ、瑛太と原作者の磯田道史氏が出席した。

 この映画は250年前の江戸時代を舞台に、藩の重い年貢により夜逃げが相次ぐ宿場町・吉岡宿を救うため、十三郎(阿部)や知恵者の篤平治(瑛太)ら“ビンボー庶民”が千両(現在の3億円)の大金を集めて藩に貸し付け、利息を巻き上げるという一世一代の大勝負に挑む実話を描く。

 撮影の合間には「阿部さんは率先してご飯に行きましょうと声をかける方ではないので」と座長に代わって瑛太が率先してキャスト陣での食事会をセッティングしたといい、阿部は「僕の栄養や健康管理もずっとしてくれた。最高の相方」と感謝を述べた。

 また、演技初挑戦となるフィギュアスケートの羽生結弦選手が仙台藩の第七代藩主・伊達重村役で出演していることでも話題になっており、イベントでは羽生選手がクランクインした際のリハーサルの模様が映像で初お披露目された。

 キャスト陣には殿を演じる人物は事前に知らされておらず、阿部は「知ったのは撮影の当日のリハーサルです。誰がやるか毎日想像しながらやっていて、現場ではサンドウィッチマンの伊達みきおさんじゃないかと予想してリハーサルに臨んだら、あの方が出てきて本当にびっくりした」と明かして笑わせた。

 映像では殿の出で立ちの羽生選手の登場に思わず笑ってしまう面々がしっかりと捉えられ、目を丸くしてしばし羽生選手を見つめていた瑛太は「素の驚きとうれしさで全然演じていないですね。きらきら光っていましたから、本当に美しくて」と当時の自身の様子に苦笑を漏らした。

 磯田氏は「羽生選手のお父さんのところに原作と脚本を持っていったら、仙台のためになるから、演技の勉強にもなるかもしれないと親子で読んでオファーを受諾してくれた」と明かし、阿部は堂々とした羽生選手の芝居を「表情も美しかったし役者さんという感じですごく自然でした。美しいなと思って本当ににやにやしちゃった」と尊敬の思いで振り返った。

 映画は5月14日から全国ロードショー。

(左から)磯田道史氏、阿部サダヲ、瑛太

(左から)磯田道史氏、阿部サダヲ、瑛太


関連ニュースRELATED NEWS

芸能ニュースNEWS

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「最後、全部生田斗真に持っていかれたわ」「今まで文句を言いながらも見続けてきた人へのご褒美みたいな回だった」

ドラマ2025年11月20日

 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第8話が、19日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の … 続きを読む

「スクープのたまご」日向子の背後を追う“謎の男”が登場 「事件の概要が見えて面白くなってきた」

ドラマ2025年11月19日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新 … 続きを読む

「新東京水上警察」予想外の犯人逮捕、“日下部”加藤シゲアキの求婚に反響 「神鬱回でおもろかった」「切ないプロポーズで苦しい」

ドラマ2025年11月19日

 佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大 … 続きを読む

「娘の命」“レイコ”齊藤京子がラスボス“沙織”新川優愛に宣戦布告 「ヘビーな展開で驚いた」「ボスママはさすがに手強い」

ドラマ2025年11月19日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第7話が、18日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む

「ちょっとだけエスパー」「分かってきたことと深まる謎とで次回も楽しみ」「とにかく四季ちゃん(宮﨑あおい)がかわいらしい。私も文太(大泉洋)と一緒にドキドキ」

ドラマ2025年11月19日

 「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系)の第5話が、18日に放送された。  本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマン(大泉洋)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う姿を描く完全オリジナルのSFラブロマンス。脚本は野木亜紀子 … 続きを読む

Willfriends

page top