鈴木亮平「もう王様の気分です!」 主演舞台で“9個の長ぜりふ”に挑戦

2016年3月3日 / 22:31

カンボジアの王様を演じる鈴木亮平

 舞台「ライ王のテラス」の公開舞台稽古が3日、東京都内で行われ、出演者の鈴木亮平、演出の宮本亜門氏が取材に出席した。実在したカンボジア最強の王、ジャヤ・ヴァルマン7世がアンコール・トムを造営してゆく雄大な愛とロマンを描いた三島由紀夫最後の戯曲を宮本氏がついに舞台化。

 主演の鈴木は、初日を明日に控え「やれるだけのことはやった。あとは本番にしか出ない“マジック”を信じて、さらにいいものが出来れば。もう王様の気分です」と準備は万端の様子。

 宮本氏も「鈴木さんは、毎日稽古場にも誰よりも早く来て、せりふもワーッて覚えて…、まさにやれるだけのことはやったと思う」とその努力を認め、「三島さんに見せたいと思うような新たな舞台が出来た」と自信を見せた。

 一方、苦労した点として「長ぜりふが9個あります」と明かした鈴木。これに「数えちゃダメだよ。プレッシャーになるから」と慌てた宮本氏は「真面目だから長ぜりふが来る前に緊張した顔になる。本当にやめようよ」と苦笑い。しかし、鈴木は「今はすごく穏やかな顔をしてらっしゃるけど、今の今まで鬼の形相でしたから…」と演出中の宮本氏の厳しさに触れ、笑いを誘った。

 また「完璧な肉体を持った王様の役。最低限そこはクリアーしたかった」と体づくりのため、ジムに3~4カ月通った鈴木だったが「まさかこの格好で記者会見するとはびっくりです」と照れ笑い。宮本氏から「気持ちを入れるため、稽古場でも途中から1人で脱いでいた」と暴露されるが「(本番前に)急に脱ぐと周りの人が緊張するから。稽古から(裸に)慣れてもらうためです」とその意図を説明した。

 追加公演も決定するなど注目度も高い舞台だが、「いつかは世界に?」と聞かれた宮本氏は「行くでしょう!」と期待。鈴木も「行きましょう。まずは日本で成功させなければ」と言葉に力を込めた。

 舞台は3月4日~17日、都内の赤坂ACTシアターで上演。

宮本亜門氏(左)と鈴木亮平

宮本亜門氏(左)と鈴木亮平


芸能ニュースNEWS

柚香光、宝塚退団後、初のグランドミュージカルに意気込み 「敬意を持って誠実に向かっていきたい」

舞台・ミュージカル2025年9月12日

 ミュージカル「十二国記 −月の影 影の海−」製作発表会見が11日、東京都内で行われ、柚香光、加藤梨里香、太田基裕、牧島輝、相葉裕樹、演出の山田和也が登壇した。  本作は小野不由美による大河ファンタジー小説を初めて舞台化。われわれが住む世界 … 続きを読む

「カウントダウン ミュージカルコンサート 2025-2026」 出演者全員登場の撮りおろしキービジュアルを公開

舞台・ミュージカル2025年9月12日

 次世代を担うミュージカルスターと共に、新しい年を迎えよう!  年の瀬の12月31日(水)に、東京・丸の内の東京国際フォーラム ホールAで、「カウントダウン ミュージカ ルコンサート 2025-2026」を開催する。開演は22時。  202 … 続きを読む

「愛の、がっこう。」“誠治”酒向芳が“カヲル”ラウールを罵倒 「あまりの感動に泣いてしまった」「これこそが父の愛」

ドラマ2025年9月12日

 木村文乃が主演するドラマ「愛の、がっこう。」(フジテレビ系)の第10話が、11日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  親元から離れて一人暮らしを始めた愛実(木村)と、働いていたホストクラブ「THE JOKER」が閉店することにな … 続きを読む

「しあわせな結婚」「『幸太郎さんが粘り強くて本当によかった』。ネルラのこの一言で納得できる終わり方になった」「幸太郎さんのプロポーズの言葉と『君は股関節の女だろ』の一言がとてもよかった」

ドラマ2025年9月12日

 「しあわせな結婚」(テレビ朝日系)の第9話(最終話)が、11日に放送された。  本作は、妻が抱える“大きな秘密”を知った時、夫は彼女を愛し続けることができるのか? 脚本・大石静、主演・阿部サダヲと松たか子による、夫婦の愛を問うマリッジ・サ … 続きを読む

「ちはやふる-めぐり-」「これからもめぐるたちの物語も瑞沢OBの物語も続いていくんだろうなと思えるいい最終回だった」「初めて最終回って言葉が嫌いになった。まだめぐり足りない」

ドラマ2025年9月11日

 「ちはやふる-めぐり-」(日本テレビ系)の第10話(最終話)が、10日に放送された。  本作は、映画『ちはやふる』から10年後の世界を原作者・末次由紀氏と共に紡ぐオリジナルストーリー。競技かるたに青春を懸ける高校生たちの姿を熱く描く。(* … 続きを読む

Willfriends

page top