鈴木亮平、吉田鋼太郎のアドバイス明かす 王様演じるには「一番は大きい声…」

2016年1月28日 / 20:21

宮本亜門氏(左)と鈴木亮平

 舞台「ライ王のテラス」制作発表会が28日、東京都内で行われ、出演者の鈴木亮平、倉科カナ、中村中、吉沢亮、大野いと、神保悟志、鳳蘭、演出の宮本亜門氏が出席した。実在したカンボジア最強の王、ジャヤ・ヴァルマン7世がアンコール・トムを造営してゆく雄大な愛とロマンを描いた三島由紀夫最後の戯曲を宮本氏がついに舞台化。

 主演を務める鈴木は、最初のあいさつで「今回は本気です。もちろん今までの作品も全部本気でやってきたつもりですけど、今回は一番本気です」と力強く宣言した。

 「なぜかといいますと、クリアしなければならないハードルが多過ぎて…」と笑った鈴木は「まずは三島さんの美しい世界観を表現しなければならない。それと同時に三島さんが(王を)美しい、若い、さわやかな、いろんな形容詞で肉体を褒めちぎるものだから、それに見合うだけの肉体を作り上げなければならない。さらに精神と肉体の対立の話なので、それに見合った精神も高めていかなければならない」と課題を列挙。

 続けて「個人的に世界遺産が大好き。アンコール・トムのバイヨン寺院を作り上げたこの王様の熱量に負けない熱量で臨みたい。僕は負けず嫌いですから、アンコール遺跡とさえ勝負したい。1000年に残る舞台を作りたいと思っております」と意気込みを語った。

 一方で「日本の王様すら演じたことのない僕が…」とプレッシャーも感じている様子の鈴木は、役作りに当たって「これまでさんざん王様を演じてきた吉田鋼太郎さんに、この前相談したんですよ」と告白。

 「『王様をやるに当たって一番必要なことは何ですか?』と。そしたら『大きい声!』とあとは『いつでも誰にでもお前、死刑!って言えること』って…。そういうマインドなんだなと思った」と冗談めかす鈴木に、宮本氏は「それは忘れて、今回は違うから」と慌てて訂正を入れ、笑いを誘った。

 これまでも、ドラマ「天皇の料理番」や映画『俺物語!!』などで、役作りのために体重の増減を繰り返してきた鈴木。「今回は舞台ですから、全身のバランスを見た時にちゃんとカンボジアの王様に見えるようにしたい」と肉体作りのポイントを明かし、宮本氏も「さっきも鳥のささみを味付けなしで食べていた」と暴露していた。

 舞台は3月4日~17日、都内の赤坂ACTシアターで上演。

(前列左から)宮本亜門氏、鳳蘭、鈴木亮平、倉科カナ、中村中、(後列左から)神保悟志、吉沢亮、大野いと

(前列左から)宮本亜門氏、鳳蘭、鈴木亮平、倉科カナ、中村中、(後列左から)神保悟志、吉沢亮、大野いと


芸能ニュースNEWS

「スクープのたまご」事件班が総出で“連続不審死事件”の真相に迫る 「ニコちゃんが優し過ぎて怪しい」「まだまだ謎が多い」

ドラマ2025年12月3日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第9話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新人 … 続きを読む

「娘の命」“沙織”新川優愛は最強過ぎるモンスター 「レイコは勝てるのか」「優奈の夫とはどういう関係?」

ドラマ2025年12月3日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第9話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いやっ … 続きを読む

「新東京水上警察」“碇”佐藤隆太、“礼子”山下美月の好意に気付く!? 「碇さん、自分に向けられる好意には鈍い系?」

ドラマ2025年12月3日

 佐藤隆太が主演するドラマ「新東京水上警察」(フジテレビ系)の第9話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、水上警察を題材にし、佐藤隆太演じる碇拓真刑事と水上警察署のチームが、東京の海や川を警備艇で駆け巡り事件を追う、大迫 … 続きを読む

「じゃあつく」ラストの“勝男”竹内涼真の思いに反響 「今なら最強のカップル」「ハッピーエンドになってほしい」

ドラマ2025年12月3日

 夏帆と竹内涼真がW主演するドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)の第9話が、2日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、“恋人ファースト”ゆえに自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、“料理は女が作って当たり … 続きを読む

「ちょっとだけエスパー」「来た! 岡田将生の闇落ち演技」「すごみが増してきた。もう“ちょっとだけ”どころじゃない」

ドラマ2025年12月3日

 「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系)の第7話が、2日に放送された。  本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマン(大泉洋)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う姿を描く完全オリジナルのSFラブロマンス。脚本は野木亜紀子氏 … 続きを読む

Willfriends

page top