映画「一命」の初日舞台あいさつが15日、東京都内の映画館で行われ、出演者の瑛太、満島ひかりと三池崇史監督が登壇した。
瑛太は「ちょうど1年ほど前に撮影していた時のことを思い出しました。ぜひ周りの方に映画を薦めてください」とあいさつした。
また歌舞伎公演のため会場に来られなかった市川海老蔵からキャストや監督への手紙が読まれた。その中で海老蔵は「現代社会にも『一命』で描かれるような不条理なことがたくさんあるかと思いますが、皆さまも大切なものを守るため、立ち向かう強さと勇気を持っていただけたらと思います」とメッセージを寄せた。
さらに三池監督への手紙として「愛と刺激を与えてくださってありがとうございました。たとえ離れていても、私の心の中には三池監督がいます」と読み上げられると、三池監督は「できすぎですよね。いないのに全部持っていきますよね」と話し、会場は笑いに包まれた。
また、瑛太宛てに「再共演したい」との海老蔵の手紙が読まれると「普通の現場では徐々に距離を縮めていくことが多いが、海老蔵さんは鼻先まで一気に距離を縮めてきてくれて、『あ、俺のことを見てくれているんだ。この人なら信じていいんだ』と思わせてくれた」とコメントした。
同映画はフランス、ドイツなど世界41カ国での配給が決定した。