舞台「隠蔽(いんぺい)捜査」の公開舞台稽古が18日、東京・北千住のシアター1010(センジュ)で行われ、主演の上川隆也のほか中村扇雀、板尾創路らが登場した。
同舞台はベストセラー作家、今野敏の警察小説が原作。警察官僚である主人公の竜崎伸也が国家を守るため、連続殺人事件に揺るぎない精神力で真正面から対決していくストーリーで、今回はシリーズの中から「隠蔽捜査」「果断・隠蔽捜査2」の2作が同時に舞台化される。
竜崎役を演じる上川は、作品について「今野敏さんが書かれた本作は、警察小説の歴史を変えたとも言われています。今回、シリーズの中から2作品を同時期に上演することで、2倍の稽古は大変でしたが、いい舞台に仕上がっています」。共演者については「歌舞伎界から中村扇雀さん、お笑い界から板尾創路さんと多彩で、裾野の広い演劇だと思います。楽しみにしてください」というコメントを発表した。
10月19日のプレビュー公演から30日まで同劇場で、11月3日から6日は兵庫・新神戸オリエンタル劇場、9日と10日は京都・南座、19日と20日は愛知・名鉄ホールで上演。