BS時代劇「塚原ト伝」の第1回完成試写会が14日、都内のNHK放送センターで行われ、ト伝を演じる堺雅人と妹の真尋(まひろ)を演じる栗山千明らが登場した。
堺は作品について、「1カット1カット、試行錯誤をしていないカットはない。仕上がりをこんなに楽しみにした作品はない」と自信をのぞかせた。
初めて太刀を使った演技に挑戦したという堺は、「鹿島の太刀は、神様に仕える人が使う太刀。自意識というよりは、刀がきれいに見えるように自分の体を工夫し、なるべく力を抜くように演じた」と語った。
ト伝の印象について聞かれた栗山が、「ト伝は堺さん。堺さん以外のイメージはない」と語ると、堺は、「プレッシャーだな」と照れた。
堺は立ち回りのエピソードとして、「栗山さんがなぎなたを振る練習をしていて、その姿が美しかった」と話すと、栗山は、「(なぎなたのシーンはそんなに)出てきませんから。期待しないでください」と笑いを誘った。