2日、映画「わが母の記」が、第35回モントリオール世界映画祭(8月18~28日開催)のコンペティション部門に正式出品されることが決定し、主演の役所広司と原田眞人監督がコメントを寄せた。
本作は、作家・井上靖が47年前につづった自叙伝的小説「わが母の記」を基に、豪華キャストで描く家族の絆の物語。
出品にあたり役所は、「光栄に思います。世界的な文豪である井上靖さんの家族の物語を、井上さんと同郷の原田監督が思いを込めて作った『わが母の記』は、きっと映画祭の観客に楽しんで頂けると信じています」とコメントした。
一方、原田監督は、「16年前、カナダとの合作映画『栄光と狂気』の撮影で半年過ごしたモントリオールには格別の愛着があります。思い出深いモントリオールの、世界映画祭コンペ出品に興奮しています。そこでの観客との出会いが、僕の監督人生の一つのピークになることを期待しています」と喜びを語った。