演歌歌手の三山ひろしが3日、東京タワー大展望台で、デビュー記念日ライブイベントを行った。3月2日に3枚目のシングル「ダンチョネ港町」を発売したデビュー3年目の三山が、333メートルの東京タワーでライブを行うという“3づくし”のイベントだ。
三山は、300人のファンに大歓声で迎えられ、「至るところから黄色い声援が飛び交ってます。熱気がすごすぎて、東京タワーが傾いてないですか?」と笑わせた。オリジナル曲だけでなく、春日八郎、三橋美智也らの大ヒット昭和歌謡をメドレーで披露。高知県出身の三山は、デビュー直後の思い出として、「母とおばあちゃんを連れてここに来た。おばあちゃんが『遠いところにいるんだね』とつぶやいていた」と感慨深そうに振り返った。
最後に三山は、「日本といえば演歌。演歌といえば“三山”と言われるように頑張る!」と宣言し、「家族関係が希薄になったと言われる今、僕の歌をコミュニケーション・ツールにしてほしい」と、昭和の名曲を歌い継ぐ覚悟を見せた。