映画『１７歳のエンディングノート』のイベント試写会が２３日、東京都内で行われ、タレントの坂口杏里が出席した。
本作は、１７歳で余命宣告された少女が９カ月で一生分の経験をするための“ＴＯ ＤＯリスト”を作り、精いっぱい生き抜くリアルな姿を描くラブストーリー。イベントは、３０歳からの女性がもしもに備え、自分の思いを書き伝える「Ｎｅｖｅｒ Ｅｎｄｉｎｇ Ｎｏｔｅ ～未来に残すエンディングノート～」とのコラボレーションで行われた。
坂口は映画のトークイベントに初出演。今年３月に母で女優の坂口良子を亡くし、「身内が亡くなって、初めて区役所とかいろんな所に行って、大変だなって思った」といい、「この本はお世辞じゃなくてすごいし、（書き残すことは）大切なことだと思った」としみじみ語った。
坂口流の「ネバーエンディングノート」として「貯金を使い果たす」、「家族や友達と過ごす」、「おいしいものを食べる」を挙げ、「お兄ちゃんとかお父さんに孝行したい」と笑顔で語った。「人っていつ亡くなるか分からない。後悔しない毎日を送りたい」と語り、最後に「命の大切さにあらためて気付かされた。毎日全力じゃなくても一生懸命じゃなくてもいいから、楽しく過ごせたらいいと思います」とかみしめるようにメッセージを送った。
映画は２７日から新宿武蔵野館ほか全国で公開。