第64回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門出品作品となっている映画「一命」の公式上映がフランスのカンヌで行われ、上映後の19日深夜1時(日本時間・20日8時)、三池崇史監督と俳優の瑛太が囲み取材に応じた。映画が終わると5分以上にわたるスタンディングオベーションが続いたという。
三池監督は「(公式上映を終えて)ホッとしました。本当に楽しんでいるのが伝わってきた。あったかい気持ちのいい拍手をいただいた。サムライの物語がフランスでも通じるのかなという感じがしています。早く一杯飲んで寝たいところです。賞に関しては、あくまで審査員に委ねられている。自分たちにとっては、お客さまと今日この劇場で映画を楽しめた、ということ。それ以上の賞はないと思います。もちろん、賞を頂けるなら頂きますけれども、関西人なんで…」と笑顔で取材に答えた。
瑛太は「見ていただいたお客さんたちの反応をビシビシ感じられました。こういった場所に立てることを周りの人に感謝したいです。この先も俳優を続けていきたいと改めて思いました」と語った。