市川猿之助、松尾芸能賞・優秀賞受賞 新歌舞伎座に「きっちり魂を入れていく」

2013年3月28日 / 15:10

 「第34回松尾芸能賞贈呈式」が27日、東京都内で行われ、優秀賞を受賞した歌舞伎俳優の市川猿之助が贈呈式後に取材に応じた。

 同賞は、長年にわたり日本の文化・芸能の保存、向上に寄与した芸能出演者や演出・音楽・劇場芸能に高い技能を持つ人々に贈られるもの。

 2012年に四代目猿之助を襲名、10年間続けてきた「亀治郎の会」さよなら公演を行った歌舞伎俳優の猿之助は、「亀治郎のときも新人賞を頂いたので縁のある賞です。次は大賞ですね! いずれは」と笑顔で語った。

 続けて「やっぱり賞金があるからうれしいじゃん。一人で取った賞ではないのでみんなで(賞金を)分けようと思うけど、さっきどっかに持って行かれちゃったのでそれが心配で…」と冗談交じりに話し笑いを誘った。

 同日午前中には、銀座・春のパレード「GINZA 花道」が開催され、歌舞伎俳優の中村時蔵や市川染五郎、市川海老蔵らと銀座の目抜き通りを練り歩いたばかり。

 「雨降っちゃったね。でも“露払い”って言って、初日の前に雨が降るといいらしいから。地を清めるという意味で縁起がいいのかな」とコメント。「寒い所で待っている人が大変。風邪ひかないか心配で」と、沿道に詰め掛けたファンを気遣った。

 また、午後には歌舞伎座の開場式に出席。「劇場ができたことはめでたいけど、その劇場をよくするのは役者の問題だから」とキッパリ。「これから僕らが責任を持ってきっちり魂を入れていくことが大事。今は箱ができたに過ぎない。僕らは責任重大です」と気を引き締めた。

 また、新しい舞台を見た感想は「僕こういう性格だから。何もない。フラット。これからスタートだなと思うのみ」とあっさり。それでも「あれを作るために尽力された工事関係者の方に頭が下がります。期日までにあれだけのものを作らなきゃいけないのはどれだけ大変だったか。本当に感謝」と述べた。


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