映画「借りぐらしのアリエッティ」と、その劇場公開に併せて制作された「ジブリの本棚」のDVD&ブルーレイディスクの発売を記念して30日、エッセイストの阿川佐和子と児童文学者の中川李枝子さんが、都内でトークショーを行なった。
「ぐりとぐら」「いやいやえん」などの作者として知られる中川さんは、児童文学の本について、「異常なくらい好き。戦争の時代に育ったから、本に対する思いが普通じゃない」と話した。
一方、子どものころに「かつら文庫」に通っていたという阿川は、「私は本を読まない落第生だったけれど、子どもたちにとっては、本を読む時間ではなく“読み方”が大切なんだそうです」と語った。
阿川は、「例えば、本を読んだ後にボーっとすること。すぐに塾に行ったりしないで、グジュグジュと考えてボーっとする“グジュグジュボー”が大事なんです」とアドバイスした。