8日、都内で劇場映画「刹那」のトークショーが行われ、主演の街田しおんと笠原正夫監督らが登場した。
昨年8月に亡くなった芸能リポーターの梨元勝氏の著書「酒井法子~隠された素顔」が原作の本作で、主演の女性記者役を演じる街田は「昨年、梨元さんに芸能記者の方を紹介してもらい、梨元さんからもいろんなことを教えてもらった。その時は本当にお元気だったので、亡くなった時はびっくりした」と話した。
また、街田は16年前の阪神・淡路大震災の被災者だそうで、「住んでいるマンションが半壊した。自分が生きている間は、二度とこんなにひどい震災はないと思っていた。こんな時に映画の宣伝をしていいのか考えたが、こんな時こそ自分の命を縮めるドラッグについて考えてほしい」と語った。
今回の震災については、「募金したり、福島のお米を買ったり、節電したり、できることをしている。阪神の時には自分が助けてもらったので、今度は自分の番」と力を込めた。