藤原紀香、濃厚ラブシーン　「誇れるシーンになりました」

　渡部篤郎（左）と藤原紀香

　ＷＯＷＯＷドラマ「女と男の熱帯」の試写会が１０日、東京都内で行われ、主演の藤原紀香と渡部篤郎が舞台あいさつに登場した。

　本作は、２００４年にこの世を去った脚本家、野沢尚さんが生前、温めていた渾身の企画を映像化したもので、過酷な現代社会で巡り合った男女が愛を育み、社会の闇へ走り出すさまを描く大人のラブサスペンス。

　テレビ局の報道記者を演じる藤原は「実際、発展途上国を取材した経験から、主人公が陥る何が善で悪なのか分からなくなってしまう感覚はあり得ると思った。役作りのため、報道記者の女性と話をして、一層そう感じましたね」と語った。初共演となる渡部とは濃厚なラブシーンも演じている。「衝撃的なシーンだけど、渡部さんの息遣いや温度感、目の奥の光を感じて、自然に大丈夫だなと。きれいに描いていただいて純粋にうれしかったし、誇れるシーンになりました」と自信を見せた。渡部も「すごく特別な方だという印象だった。演じる役以上の彼女の優しさや悲しみを、カメラよりも前の特等席で感じることができて幸せでした」とコメントした。

　ドラマは１月２０日（日）ＷＯＷＯＷプライムで午後１０時からスタート。第１回は無料放送。