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演出家・錦織一清、灰皿投げた!? 「過去の恋愛がドロドロしてきた」

 「恋人たちの神話」の出演者たち。(前列左から)胡蝶英治、エンレイ、三浦祐介。(後列左から)華城季帆、神在ひろみ、榊原徹士、大川良太郎、柑奈めい、高汐巴 (c)KYODONEWS

 三越劇場9月公演音楽劇「恋人たちの神話」の顔合わせが31日、東京都内で行われ、演出を担当する少年隊の錦織一清、音楽を担当する岸田敏志、主演を務める中国人歌手のエンレイほかが登壇した。

 本作は作詞家の荒木とよひさ氏の作家生活50周年記念作品。テレサ・テンの名曲「時の流れに身をまかせ」「別れの予感」「つぐない」などに乗せて、昭和の時代、恋に生きた一人の女性の物語を描く。

 舞台稽古で澄んだ歌声と軽快なダンスを披露したエンレイは「私にとっては、初めての日本語のせりふがある舞台で、歌あり、ダンスありでまさに“恋人たちの神話”というテーマにぴったりの作品になっています。皆さんと力を合わせて大成功できるように頑張ります」と意気込みを語った。

 また、演出を手掛ける錦織は“熱血演出家”とうわさされていることについて「灰皿を何回投げたことか」と冗談を言い「何本か演出をしてきていつも思うのですが、(出演者の)皆さんから演出の仕方を学ばせてもらっている。かなり面白い舞台ですよ」と手応えを感じていることを語った。

 錦織は、テレサ・テンについて「この年になってもう一度良さが分かった。全曲集を買って聞いたら若いときに聞いた感じと全然違う。今の僕なら分かるなと…」と語り、「それはいい恋愛をしてきたから?」という質問に「それはまあ、ドロドロしてきたからでしょう。時の流れに身を任せて生きていると償わなきゃいけないことがいっぱいありますんで…」とテレサの曲のタイトルに掛けて答え、会場を沸かせた。

 舞台は9月12日から17日まで東京・三越劇場で上演。

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