玉三郎、主演・監修の舞台が赤坂で上演 「お客さまにより近い舞台作りを心掛ける」

2012年5月28日 / 16:52

 坂東玉三郎(中央)との初共演に緊張気味の檀れい(左)と対照的にリラックスムードの松田悟志 (c)KYODONEWS

 舞台「ふるあめりかに袖はぬらさじ」の制作発表が28日、東京都内で行われ、出演の坂東玉三郎、檀れい、松田悟志が出席した。

 本作は、作家・有吉佐和子の最高傑作ともいわれる原作を舞台化したもので、誕生から40年、玉三郎にとっては10回目の公演となる。

 主演のみならず、舞台やセット、照明、衣装に至るまで、すべてを監修する玉三郎は「お客さまとより近い舞台作りを心掛けたい」とあいさつした。

 赤坂ACTシアター公演のみに出演する檀は、「ポスター撮りで初めて玉三郎さんと対面しました。どのようにカメラの前に立てばいいのかを、いろんな言葉でアドバイスしてくださり、(亀遊=役名)を引き出してくれました。ご一緒できる喜びと緊張感でいっぱいです」と神妙な面持ちで語った。

 さらに「今まですごい女優さんが演じてきた役です。稽古で悩んで、1日1ミリメートルでも成長できるように、取り組みたい」と語り、気を引き締めた。

 一方、すでに地方公演から本作に出演している松田は「坂東さんの前の僕は丸腰です。表面上取り繕っても、見透かされてしまう。恐ろしく洞察力のある方」と明るく開き直り、リラックスしている様子は檀とは対照的だった。

 そんな松田に対して玉三郎は、「役者は、同じように演じたいと思っても、相手が変われば自分も変わる。松田くんの演じる藤吉は、物語の悲劇性を引き出してくれた」と評価し、続けて「そこに檀さんの美しさが加わり、皆さまの心に残る舞台になると思います」と自信をのぞかせた。

 舞台は9月28日~10月21日、東京・赤坂ACTシアターで上演。


芸能ニュースNEWS

近藤真彦が明治座に帰ってくる 豪華キャストで贈る“ハートフル学園エンターテインメント”の再演決定

舞台・ミュージカル2025年7月12日

 あの“学ラン姿のマッチ”が再び明治座に帰ってくる!  2025年の年末~2026年新春にかけて、東京・明治座で、近藤真彦が主演する舞台「Thank you very マッチ de SHOW『ギンギラ学園物語 新春!再びマッチでーす!』」を … 続きを読む

「愛の、がっこう。」“愛実”木村文乃が漢字を教えるシーンに反響 ラウールは「ホスト役がハマり過ぎ」「当たり役」

ドラマ2025年7月11日

 木村文乃が主演するドラマ「愛の、がっこう。」(フジテレビ系)の第1話が、10日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、堅い家庭で育った真面目過ぎる高校教師・小川愛実(木村)と、文字の読み書きが苦手なホスト・カヲル(ラウール)が出 … 続きを読む

吸血鬼×ピュアボーイのBL(ブラッディ・ラブ)コメディー Bloody Love 歌劇「ババンババンバンバンパイア」を9月に上演

舞台・ミュージカル2025年7月11日

 今年、TVアニメ化や映画化もされた話題の漫画『ババンババンバンバンパイア』が、今度は舞台化決定。Bloody Love 歌劇「ババンババンバンバンパイア」が、9月20日(土)~9月25日(木)まで東京・東京国際フォーラム ホールCで上演さ … 続きを読む

今秋上演するReading Musical「BEASTARS」episode 1のビジュアルを発表&原作・板垣巴留からのメッセージが到着

舞台・ミュージカル2025年7月11日

 今秋9月~10月にかけて東京と大阪で上演するメインビジュアルと全キャラクターのビジュアルが発表された。  板垣巴留原作の『BEASTARS』(秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」刊)は、「マンガ大賞 2018」第1位にはじまり、 主要 … 続きを読む

「ちはやふる-めぐり-」「めぐる(當真あみ)のこれからの成長が楽しみ」「千早(広瀬すず)や奏(上白石萌音)が顧問として登場するのが胸アツ」

ドラマ2025年7月10日

 「ちはやふる-めぐり-」(日本テレビ系)の第1話が、9日に放送された。  本作は、映画『ちはやふる』から10年後の世界を原作者・末次由紀氏と共に紡ぐオリジナルストーリー。競技かるたに青春を懸ける高校生たちの姿を熱く描く。(*以下、ネタバレ … 続きを読む

Willfriends

page top