旅行コミュニティプラットフォーム「Airbnb記者発表会」が19日、東京都内で行われ、ゲストとして元女子レスリング日本代表の吉田沙保里が登場した。
「Airbnb」と、国際オリンピック委員会(IOC)が公式パートナー契約の締結を発表。その一環として、両者は共同で、世界各地のオリンピアンを中心とした、アスリートによる「体験」カテゴリをスタートさせる。
利用希望者が、アスリートから直接指導を受けることができる同プログラム。アスリートが自身の競技体験を生かして「直接収入を得る機会」となる可能性もある。
吉田は「とてもいいことだと思う。私の後輩や知り合いでも、『引退をした後のセカンドキャリアどうするか』と悩んでいる人は結構多い。アスリートの活躍の場が広がることは、本当にありがたい。どんどん広まってほしい」と期待を込めた。
また「選手たちにまじまじと教えてもらうことは、将来の子どもたちにとっても底上げになると思う。そこから『選手になりたい』と、将来のスポーツ選手が生まれるかもしれない」と語った。
さらに、「大人でも、通常は『この競技をやってみたい』と興味を持っても、簡単にできるものではない。ましてやレスリングなんて環境がないと難しい。私に『投げられたい』と話す男性が結構いるけど、この場で投げるわけにもいかないじゃないですか?」と、同プログラムなら可能だとアピールした。
吉田は、自分なら「フィギュアスケートを体験してみたい」と希望を口にした。
「浅田真央ちゃんとか…。友達ではあるのですが、専門の方に教えてもらうのはまた違いますよね。絶対に目が回りそうだけど、スイスイ滑ることができたらすごく気持ちがいいと思う。それは自分一人では多分できないことなので、教わることができたら、こんなにぜいたくなことはないです」と声を弾ませた。