ビートたけし、日本で初めての個展を開催　「僕の描いた絵は価値がない」と照れ笑い

　作品「オレを見ているお前は誰だ！？」の前でフォトセッションに応じたビートたけし北野　(c)KYODONEWS

　コメディアンや映画監督として活躍しているビートたけし北野が１１日、東京オペラシティ・アートギャラリーで行われた、個展「BEAT TAKESHI KITANO 絵描き小僧展 Fondation Cartier pour l’art contemporain」のプレス内覧会に登場した。

　本展覧会は2010年に現代アーティスト「BEAT TAKESHI KITANO」として、パリのカルティエ現代美術財団で個展を開催した際の作品を集めたもの。

　日本では初めての個展開催となる北野は「絵を描くようになって褒められもして困っちゃってるんですけど、自分の絵は６歳や７歳の子供が描いたような絵だと思っています。楽しくシンプルなものや、よく考えると奥深いものもあるんですが、見に来ていただいた方にはとにかく楽しんでもらえることが一番うれしいです」と照れくさそうに語った。

　絵の販売について問われると「事務所の社長は“売らない”って言ってたけど、僕は“売れない”って思います。僕の描いた絵は買うほどの価値がないですし。好きな時に好きな絵を描きたいと思っています」と笑顔で話した。

　展覧会は１３日から９月２日まで同所にて開催される。