熊川哲也「蝶々夫人」を世界初バレエ化 来年9月には宮尾俊太郎が演出家デビュー

2019年7月29日 / 15:49

 (左から)中村祥子、矢内千夏、熊川哲也、成田紗弥、宮尾俊太郎

 熊川哲也 Kバレエ カンパニー20周年記念特別公演「マダム・バタフライ」制作記者発表会が29日、東京都内で行われ、芸術監督の熊川哲也、ダンサーの中村祥子、宮尾俊太郎、矢内千夏、成田紗弥が出席した。

 明治時代の長崎で、米海軍将校ピンカートンを愛し待ち続けた武士の娘バタフライの悲劇を描くオペラ「蝶々夫人」を、熊川が日本人芸術監督として初めて全幕バレエ化する。

 熊川は「令和という新元号になったこの時期に20周年を迎えることができ、さらに日本を舞台にしている名作を手掛けることに、偶然の一致というか、運命めいたものを感じずにはいられない」と心境を語った。

 本作でピンカートン役に加えて、振り付け助手も担当する宮尾は「打ち合わせに同席してアイデアを出せるときには出して、内容的には演出家とほぼ同じ動きで、付いて、見て、勉強させていただく感じ」と語った。

 宮尾を20歳時から知る熊川は「独立したマインドを持って成長した形でカンパニーに貢献してくれて。なおかつ後輩へ自分の背中を見せる立場の年齢になった」と評し、「来年9月に宮尾俊太郎演出作品を。私は一切関わるつもりがなく、第1回作品として世の中の人に送り届けてほしい」と期待を込めて発表した。

 数日前に話を聞いたばかりという宮尾は「そんな大役を頂きまして驚きと喜びで胸いっぱい。今回のこういった経緯を含めて熊川ディレクターから見せていただいたもの、もらったものがたくさんありますので、自分の中に昇華してお客さまやカンパニーにどう還元できるか…」と語った。

 舞台は、9月27日~29日に都内・Bunkamuraオーチャードホール、10月10日~14日、都内・東京文化会館大ホールでそれぞれ上演。


芸能ニュースNEWS

市川團十郎、お正月に「忠臣蔵」 現代ならではの視点を織り込んで作り上げる

舞台・ミュージカル2024年11月21日

 松竹創業百三十周年「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵」取材会が21日、東京都内で行われ、市川團十郎が登壇した。  2年間にわたる襲名披露興行を終えた十三代目市川團十郎。今回の公演では、寛延元年(1748年)に初演されて以来、およそ280年にわた … 続きを読む

「全領域異常解決室」エピソード0的伏線回収に反響 「7話でエピソード0を持ってくるこの構成すごすぎる」

ドラマ2024年11月21日

 藤原竜也が主演するドラマ「全領域異常解決室」(フジテレビ系)の第7話が、20日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  雨野小夢(広瀬アリス)は、自分が天宇受売命という神だと気付く。そして話は、4カ月前にさかのぼる。全決で食事を振舞ってい … 続きを読む

「民王R」“秋保”黒川想矢と入れ替わった“泰山”遠藤憲一、若者の闇を知る 「いろいろ考えさせられて、ちょっと泣きそう」

ドラマ2024年11月20日

 遠藤憲一が主演するドラマ「民王R」(テレビ朝日系)の第5話が、19日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、2015年に遠藤憲一・菅田将暉のW主演で放送された痛快政治エンターテインメント「民王」の続編で、総理大臣・武藤泰山(遠藤 … 続きを読む

「ウイングマン」菊地姫奈、大原優乃のアクション、桂氏の出演に反響 「大原優乃と菊地姫奈が特に光ってた」

ドラマ2024年11月20日

 藤岡真威人が主演するドラマ「ウイングマン」(テレビ東京系)の第5話が、19日深夜に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、特撮オタクの高校生・広野健太(藤岡)が、異次元から来たアオイ(加藤小夏)のドリムノートに、空想のヒーロー“ウ … 続きを読む

「あのクズを殴ってやりたいんだ」「腹筋キスはやば過ぎた」「奈緒ちゃんのボクシングすご過ぎ!」

ドラマ2024年11月20日

 ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS系)の第7話が、19日に放送された。  本作は、人生どん詰まりの主人公・ほこ美(奈緒)が、カメラマンの葛谷海里(玉森裕太)と出会い、一念発起してボクシングを始める姿を描いた、クズきゅんラブコメ … 続きを読む

Willfriends

page top