映画「黒駒勝蔵~明治維新に騙された男~」初日舞台あいさつが17日、東京都内で行われ、製作・監督・脚色・主演を務める愛川欽也が舞台あいさつ後に取材に応じた。
劇場が空かず、昨年に完成していたという本作がようやくこの日公開となった。愛川は、「14年前に吉永仁郎さん原作の『勤皇やくざ瓦版』のお芝居に出させていただいて、その時からこれは映画にしたら絶対面白いと思って温めていた」と笑顔で話した。
また「失敗ばかりでどこか表通りではないけど、陽気で人に迷惑は掛けていない」甲州の大親分・黒駒勝蔵に引かれたそうで、「僕がケンカしたり刀で人を斬っても似合わない。弱い人間を映画にしていきたいという気持ちはずっと変わらない」と語った。
監督・主演を務めたことについては「自分のシーンに自分でNGを出すこともあって、それは変な感じなんだよな」と笑わせた。
映画は、17日から5月13日まで中目黒キンケロ・シアターで上映。