「がん検診50・フォーラム2012」が6日、東京都内で行われ、女優の原千晶が登場した。
30歳と35歳のときに2度、子宮がんを患った経験を持つ原は、「最初のときは5日間ぐらいの入院で済んだ。先生には全摘出した方がいいと言われたが、自分の意思で拒否してしまった。その後2年ぐらいきちんと病院に通っていたが、それから通わなくなってしまった。今思えば考えが甘かったと思う」と振り返り、「2度目のがんのときは、体中の毛が抜け落ちたりさまざまな副作用に悩まされた。どうして最初の時にもっとちゃんと向き合わなかったのかと後悔した」と体験談を語った。
また、日本中の女性たちにメッセージを求められると、「ここ最近、国や世の中が少しずつ良い方向に変わっているのを感じる。女性にとって乳房や子宮という本当に大事なものを失ってしまうのは、とても大きなこと。しかるべき年齢がきたら、きちんと検診を受けてほしい」と呼び掛けた。