「裕次郎の夢~全国縦断チャリティ」プレミア上映会が23日、東京都内で行われ、石原裕次郎夫人で石原プロモーション会長の石原まき子さんと渡哲也が出席した。
今年は、裕次郎さんの没後25年に当たることから、映画「黒部の太陽」のチャリティー上映会が全国各地で開催される。売り上げは、東日本大震災の被災者へ義援金として寄付される。
まき子さんは、「裕次郎が33歳のときの作品です。準備段階から挫折を繰り返しながら作りました。あのときの素晴らしい映画を、今の人に分かってもらうチャンスが頂けて、こんなに光栄なことはありません」と44年ぶりに上映できた喜びを語った。
また、東日本大震災の被災者に向け「映画の冒頭に説明がありますが、この映画は“敗戦後の焼け跡の中から、文明を築いていく勇気の記録”です。日本人はこんなにも素晴らしいんだということを感じてもらいたいです。被災地の方たちも、立ち直っていただけると信じています」と声援を送った。
一方の渡も、「この映画は日本人の魂と勇気がテーマ。裕次郎さんの思い入れが特に強かった作品だったんでしょう。僕も、この映画だけは大きなスクリーンで見たいと思っていました」と熱い思いを語った。
上映予定の詳細は「裕次郎の夢~全国縦断チャリティ上映会」公式サイトを参照。