一般社団法人日本アンガーマネジメント協会考案の「怒らない体操」公開記念イベントが5日、東京都内で行われ、木村佳乃、ウォーキングドクターのデューク更家氏ほかが出席した。
「アンガーマネジメント」は、1970年代にアメリカで開発された“怒りの感情と上手に付き合う(マネジメントする)”ための心理トレーニング。更家氏とのコラボレーションで誕生した、全8種の体を動かすアンガーマネジメント「怒らない体操」を公開した。
更家氏は「ウォーキングという稼業を25年。日本のラジオ体操に取って代わる体操をいつか作りたいと野望を持ってここまで来ました。怒らないというアンガーマネジメントさんと組んだらきっと無敵です。これからより受け入れられて、社会的にも随分いいんじゃないかと思います」と手応えを語った。
以前からアンガーマネジメントに興味があったという木村は「友人からお話を聞いて、いろいろと本を読んだりして自分で勉強していて。もっともっと勉強したいと思っています」と意欲をのぞかせ、「子どもでも覚えられるような動きになっているそうで、私でも覚えられそうだと思いました」と怒らない体操の実演に興味津々の様子だった。
日常生活でのアンガーマネジメントについて「娘が2人おりまして、カッとなって怒った状態で娘に伝えても、子どもの心には全く響かない。私が本当に伝えたいことは理解しないなと思って」と語り、「もっと内面から成長したい。怒るのは悪いことじゃない、怒ってもいいと言われてとても気持ちが楽になりました」と笑顔を見せた。
また「例えば、歩いていて全く知らない方にぶつかって、『すいません』と言ったら舌打ちされたことがある。すごく傷ついてしばらく嫌な気持ちになった」とエピソードを明かし、「その感情を流すことができれば楽になる」というアドバイスには「そういう方は絶対にアンガーマネジメントを学んだ方がいいですよね」と語った。