徳川家康、忍者に尊敬の念を抱く!? 「平和な日本は彼らがおったればこそ」

2016年9月2日 / 20:25

 (左から)三平、徳川家康、服部半蔵、天

 東京都内の日本科学未来館で開催中の企画展「The NINJA-忍者ってナンジャ!?-」に2日、愛知県の観光PR集団「徳川家康と服部半蔵忍者隊」が登場。「心・技・体」の修行に参加した。

 忍者隊は、2015年の夏に結成された7人の忍者集団。この日は、海外からの応募者200人から選抜された唯一の外国人忍者・天(そら)を加えた3人の忍者と、彼らを従える徳川家康が来場。“修行体験コーナー”を巡りながら、ゴム製の手裏剣で的を狙う「手裏剣打ち」や音を立てずに歩く「忍び足」、跳躍力を鍛える「ヒマワリ跳び越え」などの実演を披露した。

 「忍び足」コーナーでは、失敗するとライトが赤く光る仕掛けになっており、何度か点滅させてしまった家康は「かように難しいことをいたしておるのかと、改めて忍びの者たちに尊敬の念が生まれた」と語った。

 家康は「この“日の本”を天下泰平に導いた徳川家康の影で一番動いておったのは、服部半蔵を含む忍びの者たち。この平和な日の本があるのは忍者がおったればこそじゃ。そういったことを最終的に学んでくれたら、わしはうれしい。以上じゃ!」と力強く訴えた。

 実演後の囲み取材で、イベントの感想を尋ねられた天は「面白いし楽しかった。もっとたくさん練習したい」と語り、笑顔を浮かべた。9月末まで名古屋城で開校されている忍者学校で、子どもたちを指導している天は「忍者にとって一番重要なのは精神。正しい心。頭の中が忙しいとジャンプも失敗する。子どもたちにこの精神を伝えていきたい」と語り、目を輝かせた。

 また、日ごろの訓練について尋ねられた半蔵は「殺陣と呼ばれる剣術やアクロバットなどの修行を積んでいるほか、(名古屋城では)おもてなしもある故に、人との話し方を学んだりしながら日々精進しておる」と説明した。


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