23歳以下のアマチュアミュージシャンを対象にした音楽コンテスト「第5回Music Revolution」(ヤマハ音楽振興会主催)の決勝大会が、7日、東京都内で行われ、福岡県のさゆりさんがグランプリを受賞した。
今回で5回目となる同コンテストには、全国から4123組の応募が寄せられ、各地区予選大会を勝ち抜いた女子中学生やガールズバンドを含む15組が決勝大会に臨んだ。
グランプリを受賞したさゆりさんは、15歳の最年少出場者。中学3年生のさゆりさんはギターの弾き語りで、自らが作詞、作曲した「るーららるーらーるららるーらー」を熱唱した。澄んだ声と迫力あるステージングを披露したさゆりさんは「この曲はあるきっかけがあり、予選大会の3日ぐらい前に出来上がった。私は劣等感の塊みたいに生きているんですが、歌が大好き。だから歌いたいし、歌っているときがとても楽しい」と喜びを語った。
審査員の作詞家・松井五郎さんは「今年は歌唱力や演奏力がレベルアップしていたが、その分、作品力が物足りない感じがした」と講評した。同じく審査員のギタリスト・西川進さんは「皆さんの内に秘めた感情が溢れ出ていて、荒削りだが伝わった。これからの活躍に期待しています」とエールを送った。
「第5回Music Revolutionジャパンファイナル」の模様は10日から、MUsic Revolutionオフィシャルホームページで映像を配信し、モバイルサイト「MySound」では22日まで無料で配信される。