テイラー・スウィフト、ニューAL『The Life of a Showgirl』について現時点でわかっていること

2025年8月13日 / 11:30

 テイラー・スウィフトは、世界規模で行った【The Eras Tour】を終えた後も、長く休むことはなかった。わずか8か月の休養期間を経て、現地時間2025年8月12日の午前12時12分、彼女はニュー・アルバム『The Life of a Showgirl』のリリースを発表し、インターネットを騒然とさせた。新作は、彼女にとって通算12作目のスタジオ・アルバムとなる。

 今回は、その発表方法も注目を集めた。2022年のアルバム『ミッドナイツ』を【MTVビデオ・ミュージック・アワード】で、2024年の『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』を【グラミー賞】で発表したような、近年の“受賞スピーチでの新作発表”という手法ではなく、今回はよりカジュアルな形を選んだ。恋人でカンザス・シティ・チーフスのタイトエンド、トラヴィス・ケルシーがホストを務めるポッドキャスト『New Heights』に出演し、本編公開の前日に番組SNSアカウントに投稿された短い動画内で、作品の存在とタイトルを明かした。

 映像の中でテイラーは「見せたいものがあります」と語り、“T.S.”と刻まれたブリーフケースからぼかしのかかったレコードを取り出した。隣で笑顔を見せるトラヴィスの横で、「これが私の新しいアルバム、“The Life of a Showgirl”です」と紹介した。

 新作は、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で通算17週首位を獲得した『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』以来のフル・アルバムとなり、スウィフティーたちはそのさらなる詳細を熱望している。テイラーが得意とする“隠しメッセージ”や“イースター・エッグ”を駆使しながら、今後どのように情報を小出しにしていくのかは不明だが、米ビルボードは新情報を随時追っていく。

<アルバムのタイトル>

 『The Life of a Showgirl』というタイトルは、8月12日午前12時12分に彼女の公式サイトのカウントダウンがゼロになった直後、『New Heights』への出演動画で初めて明らかになった。ファンの間ではすでに、この演劇的なタイトルの由来に関する憶測が飛び交っており、中には1933年公開のショーガールズについての映画『ゴールド・ディガース』の場面が、彼女が【The Eras Tour】にて「The Smallest Man Who Ever Lived」を披露した際の演出と美的に一致しているとの指摘もある。

 また、多くのファンは、テイラーが2年間にわたる【The Eras Tour】という自身の大規模なツアーを行いながら、このアルバムの大半、もしくは全てを書き上げた可能性が高いとみている。「待って、このアルバムのコンセプトにすでに夢中」とXに投稿するファンもおり、「“The Life of a Showgirl”には、【The Eras Tour】中のテイラーの人生、最高な瞬間と最低な瞬間、肉体的・精神的負担、華やかさときらめき、祝祭、絶え間ない移動、恋しさや遠距離……そのすべてが詰まっているかもしれない」と推測している。

<テーマカラー>

 【The Eras Tour】終盤で、テイラーがオレンジ色の衣装を増やしていたことから、次回作のテーマカラーはオレンジだと推測するファンは多かった。その予想は的中し、今回の発表に合わせて公式サイトはきらめくクレメンタイン色の壁紙に変更され、SNSのプロフィール写真も同系色に更新された。さらに、発表の数時間前には、公式ファン・アカウントのテイラー・ネイションが彼女がオレンジの衣装を纏う写真を12枚投稿していた。

 ただし、新しい時代を象徴する色はもう1つ存在するとみられ、それはミントグリーンのようだ。あるファンは「色の組み合わせは、銅が酸化して緑に変色することを表している。ショーガールは世界に晒される存在で、時が経つにつれて世の中の目にはその輝きが失われていく……」と、自由の女神が銅から緑青へと変化する過程を例に挙げて説明している。

<マックス・マーティンの関与>

 過去8年間、ほぼジャック・アントノフとアーロン・デスナーとだけ制作を行ってきたスウィフトだが、『The Life of a Showgirl』では久々にプロデューサーのマックス・マーティンとタッグを組む可能性が高い。これは、彼女が新時代のために個人的に作成したSpotifyプレイリスト「And baby, that’s show business for you」に、マーティンとの共作曲だけが収録されていることから推測されている。

 マーティンは、これまでスウィフトと共に、「We Are Never Ever Getting Back Together」「Blank Space」「Shake It Off」といった大ヒット曲を生み出しており、いずれも米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で複数週にわたり首位を獲得している。


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