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ジョニー・マーが、ザ・スミスを再結成するために“涙目になるほどの”大金を断った理由について、バンドを再結成するには“バイブス”が合わなかったと語っている。
サッカーのポッドキャスト『Stick to Football』に、元選手のロイ・キーン、ガリー・ネヴィル、イアン・ライトとともに出演したマーは、マンチェスター・シティへの愛着や、インディーズ音楽界で最も伝説的なバンドの一つでギタリストとして活動していたことについて語った。
ザ・スミスは、1982年にマーが友人とともにモリッシーをボーカル兼作詞家として迎え入れて結成された。バンドのクラシックなラインナップは、マイク・ジョイス(ドラム)と故アンディ・ルーク(ベース)によって完成した。
バンドは1984年から1987年にかけて4枚のスタジオ・アルバムをリリースし、ライブ・アルバムやB面曲・シングル集もいくつか発表した。『ミート・イズ・マーダー』(1985年)と『ザ・クイーン・イズ・デッド』(1986年)はどちらも英オフィシャルUKアルバム・チャートで1位を獲得。デビュー作『ザ・スミス』(1984年)と最終作『ストレンジウェイズ、ヒア・ウィ・カム』(1987年)はどちらも2位を記録した。マーとモリッシーの創作面と個人的な対立から、マーが1987年7月に脱退し、バンドは翌年に解散した。
マーとモリッシーはそれぞれがソロ活動で大成功を収めたが、それ以来、再結成はありそうもなかった。2006年にモリッシーは英BBCのインタビューで、「ザ・スミスを再結成するくらいなら、自分の睾丸を食べるほうがましだ。これはベジタリアンとしてはかなりの発言だ」と語っている。
しかし、2024年8月にモリッシーは、AEGからバンドの生存メンバーで再結成し、2025年にライブ・バンドとしてツアーを行うという“実入りの良いオファー”を受けたと主張した。バンドのベーシストだったアンディ・ルークは2023年に死去している。モリッシーは自身のウェブサイト“モリッシー・セントラル”の投稿で、自身はこの提案に”イエス”と答えたが、マーは返答しなかったことを明らかにした。1か月後、マーは自身のインスタグラムで、「このオファーを無視したわけではない。僕は“ノー”と答えた」と述べた。
マーは最近のポッドキャストで、親しい友人でありシティのサポーターでもあるリアムとノエル・ギャラガーが2024年8月にオアシスを再結成し、ワールド・ツアーを行うところを見たにもかかわらず、オファーを断った理由について詳しく語った。「最近僕らにオファーがあったけれど、自分は断ったよ。少しは道義的なことでもあったけれど、僕は馬鹿ではない。とにかくバイブスが良くないと思うんだ」と彼は述べている。
マーはさらに、「それは涙目になるほどの金額だったけれど、今は自分の仕事がとても好きだから、(決断するのが)ずっと容易になったよね。今の自分の立場が気に入っているんだ。今でも、これまでで最高の曲を作りたいと思っている。より優れたパフォーマーになりたい」と付け加えた。
モリッシーとマーは、何十年にもわたってマスコミを通じて激しい舌戦を繰り広げてきた。2022年にモリッシーはマーに対し、インタビューで“僕の名前を出すのをやめてくれ”と要求した。これに対しマーは、「特に公の場で突然攻撃された場合は、自分を守る必要がある」と反論した。
英UNCUTのインタビューで、マーは二人があまりにも疎遠になってしまい、二度と一緒に仕事をするはないだろうと語った。「僕が一緒に仕事をした人たちとは皆、とても親しい間柄だと言うと、誰も驚かないだろう。一人だけ例外がいるけどね。でも、それはそれほど驚くことではないよね、僕とモリッシーはあまりにも違いすぎるから」と彼は述べていた。
ザ・スミスが解散した後、マーはプリテンダーズ、ニュー・オーダーのバーナード・サムナーとの
エレクトロニック、ザ・ザ、モデスト・マウス、ザ・クリブスなど、数多くのバンドのメンバーとして活動した。2013年にソロ活動を開始し、4枚のアルバムをリリース、世界ツアーも行っている。
今週、マーは現在進行中の論争を巡りニーキャップを支持し、彼らをラインナップから除外すべきという声が高まる中、現地時間6月27日から29日に開催される【グラストンベリー・フェスティバル】での彼らの出演を支持した。
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