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現地時間2025年6月18日、ブルース・スプリングスティーンの伝記映画『Deliver Me From Nowhere(原題)』の最初の予告編が公開された。数々の賞を受賞しているドラマ『一流シェフのファミリーレストラン』主演のジェレミー・アレン・ホワイトがザ・ボスを演じる本作は、【ロックの殿堂】入りアーティストが1982年に発表したストイックなアコースティック・アルバム『ネブラスカ』の制作過程が描かれており、予告編でその雰囲気と方向性が明らかになった。
2分半のプレビューでは、ホワイトがスプリングスティーンとして、自動車販売店の駐車場に停まったカマロに座り、営業マンに新車は初めてだと話す場面から始まる。営業マンはこの控えめな顧客に、「すごくハンサムなロック・スターにはぴったりだね」と車を勧め、「君が誰だか知ってるよ」と伝える。するとスプリングスティーンは、「俺はそうは思わないな」と答える。
次の場面では、米ニュージャージーの寝室でギター・テクニシャンのマイク・バトラン(ポール・ウォルター・ハウザー)と一緒に、アルバム『ネブラスカ』のタイトル曲のシンプルなサウンドを練っているスプリングスティーンが登場する。彼は、「完璧である必要はない」とバトランに伝え、「自分だけがこの部屋にいるような感覚にしたいんだ」と続ける。
スコット・クーパー監督によるこの映画には、【エミー賞】と【ゴールデン・グローブ賞】を受賞したジェレミー・ストロングも、スプリングスティーンの長年のマネージャーであり、親友でもあるジョン・ランドー役で出演している。ランドーはレコード会社の幹部に、自身のクライアントの非常に個人的なアルバムは、「チャートのためのものではない。これはブルース・スプリングスティーンについてで、彼が今取り組みたいと思っている楽曲だ」と語る。その間、ホワイトがアルバムの心に沁みるタイトル曲の歌詞をうめくように歌っている。
ホワイトが古い写真を見ている映像を背景に、ストロングは歌手の子どもの頃の寝室の床に穴が開いていたという話を語る。その穴は、スプリングスティーンが抑圧的な父親(『アドレセンス』のスティーヴン・グレアム)との複雑な関係を象徴するメタファーとなる。「ブルースは修理屋だ」とストロングは言い、「そしてこのアルバムで彼がやっていることは、その床の穴を修理することだ。彼は自分自身の中の穴を修理している……そしてそれが終われば、彼は世界全体を修理するだろう」と語っている。
2分半の予告編は、汗まみれのホワイトがEストリート・バンドとともにステージ上で「Born to Run」を熱唱する輝かしいシーンで終わる。首の静脈が極限まで張り詰めたホワイトは、ボスの代名詞ともいえるステージ・ジャンプを華麗に決めている。75歳のスプリングスティーンは今年初めにこの映画の撮影現場を訪れ、ホワイトの演技に非常に感銘を受けたと語っている。
2025年1月に公開されたSiriusXMの『E Street Radio』のインタビューで、彼はホワイトがスクリーンで自分を演じているのを見て奇妙な感じはしなかったかと尋ねられた。スプリングスティーンは、「最初は少しね。でもすぐに慣れるし、ジェレミーは素晴らしい俳優だから、こっちはすぐに(映画の世界に)入り込めるんだ」と語り、「ファンが深く共感できると思う形で僕を表現してくれていて、とにかく素晴らしい仕事をしているから、とても楽しませてもらっているよ。セットにいられる時は本当に楽しんでいる」と絶賛した。
その特徴的なハスキーで感情豊かな歌声で知られるスプリングスティーンは、ホワイトの歌唱シーンについて、「彼は歌が上手い。とても上手い」と高く評価した。彼はウォーレン・ゼインズによる同名伝記本の映画化に全面的な支持を表明している。ホワイトは今年のインタビューで、ブルースの歌声のトーンと話し方のリズムを完璧に再現するため、何時間も動画で研究し、ボーカル・コーチと練習を重ねたことを明かした。
この映画では、スプリングスティーンのガールフレンド役をオデッサ・ヤング(『ア・ミリオン・リトル・ピーシズ』)、母親のアデル役をギャビー・ホフマン(『トランスペアレント』)、レコード・プロデューサーのチャック・プロットキン役をマーク・マロン(『スティック』)、コロンビア・レコードの幹部役をデヴィッド・クラムホルツ(『オッペンハイマー』)が演じている。
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