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現地時間2025年5月26日、リック・デリンジャーが77歳で死去した。「Rock and Roll, Hoochie Koo」や「Real American」などのヒット曲を手掛けた伝説のギタリストで、ロックのアイコン的存在のソングライターだった。
デリンジャーの訃報は、現地時間5月27日にFacebookで共有された。彼の世話人であるトニー・ウィルソンが、デリンジャーが月曜日の午後8時9分に亡くなったことを発表した。妻のジェンダ・デリンジャーとウィルソンも彼のそばに付き添っていた。
声明には、「デリンジャーのレガシーは音楽だけにとどまらず、その特徴的なエネルギーと才能でファンを魅了し続けてきました。彼の死は音楽界に大きな空白を残し、ファン、同僚、そして愛する者たちに深く惜しまれるでしょう」と綴られている。投稿には死因は記載されていなかったが、米バラエティの報道によると、デリンジャーはここ数か月、体調がすぐれなかったという。
ギター演奏の卓越した技術に支えられたデリンジャーのアーティスト、ソングライター、プロデューサーとしてのキャリアは60年に及んだ。1965年の「Hang On Sloopy」などのヒット曲で、マッコイズの一員として名声を博したほか、米オハイオ州出身でフロリダ在住の彼は、シンディ・ローパー、スティーリー・ダン、バーブラ・ストライサンド、アリス・クーパー、KISS、“ウィアード・アル”・ヤンコビックなど、幅広いアーティストの楽曲制作にも携わってきた。
音楽業界で活躍していた間、デリンジャーは1974年に25位にランクインした『オール・アメリカン・ボーイ』を皮切りに、4枚のアルバムを米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”にランクインさせた。その後、1975年に『スプリング・フィーバー』と『ザ・エドガー・ウィンター・グループ・ウィズ・リック・デリンジャー』、1977年に『デリンジャー・ライブ』がチャート入りした。2002年の『フリー・ライド』というアルバムで“Jazz Albums”チャートにもランクインしている。
しかし、デリンジャーのレガシーとして最も重要な2曲は、やはり「Rock and Roll, Hoochie Koo」と「Real American」だろう。前者は1974年に米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で23位を記録し、デリンジャーのキャリアの中で最高のチャート順位となった。後者は、プロレスラーのハルク・ホーガンのテーマソングとして知られている。
また、「Real American」はバラク・オバマ、ヒラリー・クリントン、そして現大統領のドナルド・トランプの選挙キャンペーン曲としても使用された。ザ・リック・デリンジャー・バンドのドラマーで、デリンジャーのマネージャーも勤めていたケン・ムートノットによると、デリジャーは“政治を超越し、国民を団結させる”という新しいバージョンの同曲を2017年に制作していた。
Spotifyによると、デリンジャーは2022年まで音楽をリリースし続けていた。その年、彼は「Let It Be the Blues」というトラックをリリースした。これは2018年にジェンダと共演したエイミー・ジマーマンの「Always Be Your Mom」のカバーに続く作品だった。
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