Kiramune、レーベル所属の男性声優による【Kiramune Music Festival 2025】のオフィシャルレポートが到着

2025年5月15日 / 11:00

 Kiramuneレーベル所属の男性声優が一同に集まる、年に一度のお祭り【Kiramune Music Festival 2025】(通称:キラフェス)が、5月10日と11日に横浜アリーナで開催された。

 ここでは11日の公演の模様をレポートする。メインステージから、アリーナ席を取り囲むように伸びる陸上トラックのような大きな通路。メインステージ中央から伸びた花道の先にはセンターステージもある。どこでもライブができる=どこの席からでも楽しめるステージセットは、開演前からテンションを高めてくれた。

 OPムービーのあと、SparQlewが「今日も世界の片隅で」などで会場を熱くすると、続く吉野裕行も「オレがオマエでオマエがオレで」で、観客を煽り盛り上げていく。江口拓也が、ロックナンバー「Love Loser」で、クールでカッコいい歌声を聴かせれば、柿原徹也は、レーザーが飛び交うステージで、エレクトロロック「Binary Star!」を熱く歌っていく。神谷浩史は、新曲「ハッピーハレーション」で、“ハレヨンくん”(マスコットキャラクター)と楽しそうにデュエットしている姿が印象的だった。続く岡本信彦が見事なダンスパフォーマンスで、自身の世界観を見せつけると、前半ソロコーナーのラストは浪川大輔。和テイストな「暁」「恋花火」から、最後はEDM「LIGHT RAY」で、キレキレのダンスを披露し、観客を楽しませた。

 そして全メンバーが集結。10人でメドレーを披露したのだが、ここでは、1階スタンド席の通路をトロッコで回る演出で、ファンを喜ばせた。

 ソロライブの後半戦は、吉野裕行からスタート。まずは「雨のアルペジオ」を熱唱すると、ラストの「Discord」では、エモーショナルな歌声を響かせる。続く江口拓也は、横浜アリーナを大宴会会場にしてしまう。観客による全力の“(GUI GUI!)”コール、そして岡本と神谷の乱入、新曲「ダ x ダ x ダ」の“ダメダメ”コールなど、会場を巻き込んで盛り上がっていた。

 熱くなった会場を、SparQlewがクールなダンスパフォーマンスで落ち着かせる。4人のハーモニーが美しい「コースター」や、息の合ったダンスで魅せた「Bang!!!!」など、最新作『Dear』からの2曲で、さらに進化した姿を見せつける。Uncle Bomb(浪川&吉野)は、持ち前のエンターテイナーぶりを発揮。「パンダ先生」で、大量のエキストラが彼らを取り囲み、捌けたと思いきや2人がパンダの着ぐるみ姿になっているという演出。パンダ姿で歌って踊る姿は、かなりシュールだった。神谷浩史は、ステージを駆け回りながら「ironic truth」を歌い、「パラレルピンチョス」では、そのダンスパフォーマンスで、会場のボルテージを上げていく。続く浪川大輔は「プロペラ」で甘い歌声を響かせ、「デリンジャー」でロックでダークな世界を見せつける。岡本信彦は、演劇とライブが融合した唯一無二のステージ。「HOLY HOLY」で、無数の鬼を斬るパフォーマンスは圧巻だったし、ラスボスとして吉野と江口が参加した寸劇も見応えがあった。そして大トリは柿原徹也。アーティストデビュー15周年を迎える彼だが、最新アルバムから「MUSE’ic FIGHTER」「青嵐」「トラベラー」を歌い、これまでの歩みが感じられる洗練されたパフォーマンスで、会場を熱く盛り上げていた。

 アンコールでは、それぞれのメンバーがソロ曲を1コーラスずつ繋ぎ、最後は10人で「僕らの描く未来」を歌ってフェスを締めくくる。それぞれのメンバーが、それぞれのソロライブで見せている個性的なステージを見せつけ合った【キラフェス2025】。会場のあらゆるところから登場し、あらゆるところでパフォーマンスするライブは、会場を埋め尽くしたファンに、たくさんの刺激と笑顔をもたらしていた。

Text by 塚越淳一
Photo by 冨田望、深野輝美、山下陽子

◎公演情報
【Kiramune Music Festival 2025】
2025年5月11日(日)
神奈川・横浜アリーナ
<セットリスト>
M1. SparQlew「今日も世界の片隅で」
M2. SparQlew「レジリエンス」
M3. SparQlew「Vision」

M4. 吉野裕行「オレがオマエでオマエがオレで」
M5. 吉野裕行「JUMP JAM JUMP」
M6. 吉野裕行「It’s a Show Time」

M7. 江口拓也「SOIUMONDA」
M8. 江口拓也「Love Loser」
M9. 江口拓也「ハローグッバイ」

M10. 柿原徹也「Binary Star!」
M11. 柿原徹也「ラヴラヴ☆ギャンブル」
M12. 柿原徹也「MAE」

M13. 神谷浩史「主人公になる物語」
M14. 神谷浩史「ワヲ!」
M15. 神谷浩史「ハッピーハレーション」

M16. 岡本信彦「KING」
M17. 岡本信彦「Like a masquerade」
M18. 岡本信彦「Knight’s Courage」
M19. 岡本信彦「キミ足りないっ」

M20. 浪川大輔「暁」
M21. 浪川大輔「恋花火」
M22. 浪川大輔「LIGHT RAY」

M23.(メドレー)
ALL「Endless Notes」
ALL「Get Together」
ALL「EVER DREAM」
ALL「キズナファンファーレ」

M24. 吉野裕行「雨のアルペジオ」
M25. 吉野裕行「カリスマ」
M26. 吉野裕行「Discord」

M27. (メドレー)
江口拓也「Carnival」
江口拓也「Good Unite Infinity」
江口拓也「HRC」
M28. 江口拓也「ダ x ダ x ダ」

M29. SparQlew「コースター」
M30. SparQlew「Bang!!!!」
M31. SparQlew「Antitrust xx」
M32. SparQlew「Treasure」

M33. Uncle Bomb「Party Star」
M34. Uncle Bomb「パンダ先生」

M35. 神谷浩史「ironic truth」
M36. 神谷浩史「パラレルピンチョス」
M37. 神谷浩史「ソーシャルネット・ワーカホリック」
M38. 神谷浩史「Nice Cloud」

M39. 浪川大輔「プロペラ」
M40. 浪川大輔「デリンジャー」
M41. 浪川大輔「Elements」

M42. 岡本信彦「万華鏡」
M43. 岡本信彦「HOLY HOLY」
M44. 岡本信彦「雷光」

M45. 柿原徹也「MUSE’ic FIGHTER」
M46. 柿原徹也「青嵐」
M47. 柿原徹也「咲いちゃいな」
M48. 柿原徹也「トラベラー」

EN1. 浪川大輔「HIYAKE ! ダンシング」
EN2. SparQlew「DA-DA」
EN3. 江口拓也「Love & Smile」
EN4. 吉野裕行「ドリームフラッグ」
EN5. 柿原徹也「トコナツウェーブ」
EN6. 岡本信彦「ドキドキ怪盗のキッド」
EN7. 神谷浩史「VIVA LA FESTA!!」
EN8. ALL「僕らの描く未来」

※「SOIUMONDA」の「O」の正式表記はサーカムフレックス付き


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