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グローバルガールズグループMADEINが、4月29日にショーケース【MADEIN SHOWCASE LIVE】をZepp DiverCity(TOKYO)で開催した。
2部制で行われた会場には、トータル約4,000名のMABY(MADEINのファン呼称)が集結。体調不良のためSUHYE(スへ)が欠席となってしまったが、まるで初コンサートのような中身の濃い時間となり、アンコールのMCで今夏の日本デビューが発表された。
2024年9月に韓国でデビューしたMADEINは、Kep1erのメンバーとして活動したMASHIRO(マシロ)とYESEO(イェソ)、LIMELIGHTのMiU(ミユ)、SUHYE、『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』に出演したSERINA(セリナ)、NAGOMI(ナゴミ)の日本人メンバー4人、韓国人メンバー2人で構成された、第5世代の6人組グローバルガールズグループだ。韓国デビュー直後から【東京ガールズコレクション】、【ガールズアワード】などに出演、大阪でのファンミーティング2デイズをソールドアウトさせるなど、日本での活動もスタートさせた。
韓国の主要音楽番組に軒並み出演し、日本でもTBS『CDTVライブ!ライブ!』、NHK『Venue101』、NTV『バズリズム02』などの人気音楽番組に出演したことで一気に知名度を上げ、デビュー曲はSpotifyバイラルチャート3位に浮上。MASHIROは、出演したTBS『それSnow Manにやらせて下さい』でのダンスパフォーマンスが話題となるなど、2025年に活躍が最も期待されるネクストブレイクグループの有力候補として注目されている。
そんなMADEIN初のショーケースは、メンバーの個性が伝わるオープニングVCRを経て、最新リリース『MADEIN FOREVER』のタイトルソングである「LOVE, AFRAID」で華やかにスタート。MASHIROがクールなラップで魅せれば、NAGOMIは儚い甘さを香らせ、YESEOは純真なヒロイン性を放つ。急遽5人体制でのパフォーマンスになったにも関わらず、フォーメーションチェンジも美しく、彼女たちのバイタリティーの高さを感じさせた。
デビューEP『RISE』のタイトルソング「UNO」を披露した際には、MABYから「MADEIN!」の特大コールが響き渡る一幕も。メンバーもファンと一緒に声を重ね、嬉しそうに目じりを下げる。デビュー時から妥協せず、ブラッシュアップし続けてきた1曲ということもあり、安定感もピカイチだ。続く「MADELEINE」では、ポップでキャッチーなアイドル性を遺憾なく発揮。ひとつひとつのモーションは軽やかで、彼女たちがステージを舞うたびに、魔法の粉がキラキラと揺れるよう。MADEINが持つ無邪気で愛らしいヒロイン性を爽やかに輝かせた。
この日は「気まぐれロマンティック」や「LALALA LOVE SONG」、「Subtitle」といった楽曲をソロでパフォーマンスするカバーセクションも展開。それぞれが自身の魅力や強みを理解した選曲は、オープニングVCRにあった「それぞれのキャラ/それぞれのカラー/こうして完成されたMADEIN」というフレーズを体現していたといってもいいだろう。韓国デビューから、わずか7か月にして彼女たちは自分のことを深く理解し、着実に歩みを進めている。
スタンドマイクスタイルでの歌唱となったのは、もどかしいお互いの気持ちや2人の向き合う距離感と葛藤を描いた「SATURN」。メンバーは胸に手を当てたり、瞳を閉じたりしながら、マイクへ真っすぐ声を落としこんでいく。涙の影を感じさせる切ない歌声は、言葉では表現しきれない強い想いを宿していた。思わず聴きいってしまうバラードの直後でも、楽曲に引っ張られることなく、ニコニコと笑顔を煌めかせるMADEIN。MCでは「愛▽すくり~む!」や「エッホエッホのうた」などのミームにチャレンジし、MABYと一緒に盛り上がった。
いよいよライブはラストスパートへ。「DADARIDA」をドロップし、クールなオーラで虜にしていく。MiUが指先まで意識の行き届いたモーションで惹きつければ、SERINAはどこか挑発的な視線で魅了。キュートさだけにとどまらない、自信に満ち溢れたガールズクラッシュな一面も、彼女たちは持ち合わせているのだ。最後には、大人っぽい色気が放たれる「DOPAMINE」を投下。ピンク色の銀テープも天を彩り、晴れ晴れしいムードで本編を結んだ。
メンバーとテレビ電話をするようなVCRを挟み、アンコールへ突入。「BABY MAYBE CRAZY」や「TA-DA!」などをフランクな雰囲気でステージングし、ハッピーな空気で初となるショーケースを締めくくった。
約1時間半に18曲をギュッと詰めこんだ【MADEIN SHOWCASE LIVE】。MCでMASHIROが「コンサートに近いSHOWCASEを作るために努力しました」と話していた通り、お披露目会にとどまらない充実の内容となった。天真爛漫な可愛さがありながら、圧倒的なスキルを活かして多様な一面を見せてくれた彼女たちは、第5世代ガールズグループの先陣を切っていく存在となることだろう。今年の夏には、大物アーティストとフィーチャリングした楽曲で、日本デビューも決まっている。今後もMADEINの動向から目が離せない。
Text by 坂井彩花
◎公演情報
【MADEIN SHOWCASE LIVE】
2025年4月29日(火・祝)
東京・Zepp DiverCity(TOKYO)
※「▽」の正式表記はハートの絵文字
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