<レポート>Snow Man、国立競技場初日公演後に語った心境 5周年を迎えられたのは「この9人だったから」

2025年4月20日 / 10:30

 Snow Manが、デビュー5周年を記念し、初のスタジアムライブ【Snow Man 1st Stadium Live~Snow World~】を4月19日と20日に東京・国立競技場、6月7日と8日に神奈川・日産スタジアムの計4公演を開催。初日となる4月19日、東京・国立競技場での公演後、囲み取材が行われた。

 初日公演を終え、深澤は「自分たちが国立でライブができると思わなかったです。でも5周年というタイミングで国立に立てたのはすごく嬉しかったし、素敵な景色が目の前に広がっていて、感無量でした」と率直な感想を話した。記者からの「どんな景色ですか?」という問いかけには、向井が「大喜利ですか?…そうですね、お腹が空いたときに食べたラーメンで、最後まで汁を飲み干して、底に“ありがとうございました”ってかいてあるやん?」と例えを挙げると、ラウールが「長いな」とすかさずツッコミ。早速会場は笑いに包まれた。

 そんなラウールは、公演中に国立競技場に立てたことを「奇跡」だと話していた。その心境を聞かれると、「自分たちがこの会社に出会えて、Snow Manになれて、ファンの方や関係者の皆さんに出会えたという全ての運命が今日に繋がっていると思うので、そういう意味ですごく奇跡的な景色」と思いの丈を述べた。

 公演中にグッときた瞬間を聞かれると、佐久間は「最後の曲で、ゴンドラに乗って上から会場を見渡したとき、この景色は夢にまで見た景色だなと思って、そこで感極まって号泣しましたね。泣きながら歌いました。それだけの方が来てくれたのも嬉しかったです」とコメント。最後の挨拶では涙を見せていた目黒も「ファンの皆さんを改めて生で見たときに、当たり前じゃない今の状況にただただ感謝しましたし、この楽しい時間がもっと続けばいいのになと思っていました」と感想を語った。

 Snow Manにとって初となる国立競技場でのライブは、先輩のサポートがあって成り立ったとのこと。「今回は、嵐の松本潤くんが監修に入ってくださって。自分たちは国立競技場というキャパは初めてだったのですが、嵐さんは何回もやられていて、その演出をずっと松本くんがやられていて。今回アドバイスをお願いして、すごく勉強になりました。国立での見せ方とドームでの見せ方は全然違くて。それが非常に勉強になりました」とラウールがコメント。衣装についても「外だしみんなの見え方が小さくなるから、とにかく目立つように、青空に映える色にしてほしいと言ってくれました」と、細部までこだわりが詰まっていることを話した。

 他にも、「例えば僕のことだと、『渡辺のいつもの煽りのトーンだとドームでは良いけど国立だとちょっと聞こえにくいかもしれない』とか、『声のトーンを1個下げてしゃべってみたら』とか、声色1個まで監修していただいて。本当にいろんな会場を熟知している偉大な先輩だなと感じて勉強になりました」(渡辺)、「潤くんが監修するにあたって、Snow Manの曲を全曲聞きこんでくれて。『ここの盛り上げパートはこういう曲どう?』ってアドバイスをくださった。本当にたくさんの愛を受け取りました」(阿部)と、それぞれが先輩への尊敬の眼差しを見せた。

 松本の話はまだまだ続く。深澤が本番前の松本の「頑張って」と立ち去る姿がカッコよかったと話すと、向井はファッションに注目。「帽子を2種類持って来てましたね。ゲネのときはおしゃれなハットだったんですよ。本番はバレるのが恐かったんでしょうね。キャップになってました」と先輩のTMIを教えてくれた。宮館のソロ曲での“長すぎる間”についても松本の監修なのか聞かれると、宮館は「今僕初めてしゃべるんですけど(ここで爆笑が巻き起こる)、あの間は演出ではなく僕の間なので、僕が監修しました」と堂々と宣言。

 「いつもの公演と違うことは?」という質問には、「MC中にも言ったんですけど、風がぶわっと吹いたときに、『あ、外なんだ』と改めて実感しました」(佐久間)、「セットリストの決め方も日没の時間帯も計算して時間を見るっていうのは、ラウールとふっかさんがかなり率先して意見をまとめてくれました」(渡辺)、「花火が、綺麗なだけじゃなくてメンバーカラ―順に並んでたんですよ。綺麗すぎて、グッときちゃいました」(阿部)と、それぞれが初のスタジアム公演を振り返った。

 デビュー5周年を迎えたSnow Man。ここまで来ることができた理由を聞かれると、岩本が「応援してくれる方たち、サポートしてくれる方たち、この9人だったからっていうのも大きい理由かなと思います」と答えると、「シンプルに仲が良いよね」、「お互いに良いものを作ろうってアイデアを出しているから、基本的に否定がないんですよ。すべてをプラスにできるのがSnow Manの強み」とメンバー全員が納得の仲の良さということを説明。また、5年間の変化を聞かれると、「5年前よりカッコよくなったんじゃないですかね? ビジュが整ってきた」と深澤が答えると、佐久間は「向井が東京に染まった。ずっと東京に住んでいる僕よりも東京の店に詳しいんですよ」と告白。ラウールも「舘さんがめっちゃふざけるようになった」と話すと宮館も「今からふざけたくてしょうがないですもんね」と楽しそうな様子。

 最後にはファンに向けて「皆さまのおかげで初めての国立競技場のステージに立たせてもらって。まだまだ皆さんとともに見たい景色がありますので、今後ともSnow Manの応援をよろしくお願いします!」と、リーダーの岩本から熱いメッセージが送られ、囲み取材は終了した。

Text by Saikika Kumagai

◎公演情報
【Snow Man 1st Stadium Live~Snow World~】
2025年4月19日(土)東京・国立競技場
2025年4月20日(日)東京・国立競技場
2025年6月7日(土)神奈川・日産スタジアム
2025年6月8日(日)神奈川・日産スタジアム


音楽ニュースMUSIC NEWS

クーラ・シェイカー、新曲「グッド・マネー」の全てAIで生成されたMV公開

洋楽2025年9月18日

 クーラ・シェイカーが、ニュー・アルバム『ワームスレイヤー』を2026年1月30日にリリースすることを発表した。前作『ナチュラル・マジック』から約2年ぶり、通算8作目のアルバムで、発表に合わせ、先行シングル「グッド・マネー」がミュージック・ … 続きを読む

マシーン・ガール、2025年12月に来日公演決定

洋楽2025年9月18日

 マシーン・ガールのジャパン・ツアーが決定した。2025年12月2日に東京・渋谷CLUB QUATTRO、3日に大阪・Live House Animaにて開催され、チケット一般発売は10月4日からとなる。 ◎公演情報【MACHINE GIR … 続きを読む

米津玄師「KICK BACK」、日本語詞曲初の米レコード協会プラチナ認定達成

J-POP2025年9月18日

 米津玄師「KICK BACK」が2025年9月、アメリカレコード協会(RIAA)によりプラチナ認定を受けた。  2023年8月に、日本語詞の楽曲として初めて同協会よりゴールド公式認定(50万ユニット以上)を受けていた「KICK BACK」 … 続きを読む

KREVA、ツアー【Project K Tour】より「TradeMark」ライブ映像を公開

J-POP2025年9月17日

 KREVAが、楽曲「TradeMark」のライブ映像を公開した。  公開された映像は、2025年9月17日にリリースされたLIVE Blu-ray&DVD『20th Anniversary KREVA LIVE 2025「Project … 続きを読む

SEVENTEENのユニット・CxM、ミニアルバム『HYPE VIBES』トラックサンプラー6種を公開

J-POP2025年9月17日

 SEVENTEENのS.COUPSとMINGYUによるスペシャルユニット・CxMが、2025年9月29日にリリースとなる1stミニアルバム『HYPE VIBES』のトラックサンプラー6種を公開した。  本作には、リード曲「5, 4, 3 … 続きを読む

Willfriends

page top