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現地時間2025年3月26日に米トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』に出演したエド・シーランは話題に事欠かなかった。ついにニュー・アルバムのタイトルを明らかにしたほか、新曲「Azizam」のレコーディングのために世界中を飛び回ったこと、司会のジミー・ファロンに自身の有名なループ・ペダルのライブ・デモンストレーションを披露し、リアーナのアルバムに楽曲を提供したいという永遠の探求について語り、クエンティン・タランティーノにインスパイアされた10枚のアルバムからなるキャリアの頂点に立つ最後のアルバム『イジェクト』の構想について冗談を言った。
シーランは、新曲のタイトルはペルシャ語で“私の愛する人”を意味し、ペルシャ人のプロデューサー、イリヤ・サルマンザデ(Ilya Salmanzadeh)の影響を受けていると説明した。「僕たちはたくさん音楽を作っていたんですが、彼がペルシャ文化を取り入れたものを作ろうと提案したんです」とシーランは語り、ペルシャ語のフル・バージョンも完成していると付け加えた。この楽曲は最近、米ニューオーリンズのポップ・アップ・ショーでライブ初披露され、エドはセカンドライン・ビートのブラス・バンド、ザ・ソウル・レベルズと共演した。
この楽曲はもともとペルシャの枠組みの中で作られたものだが、エドは幼少期に伝統的なアイルランド音楽をたくさん聴いて育ったことで、二つの文化のリズムは非常に似ているが異なる楽器で演奏されていることに気づいたという。そのため、中国で現地のクラシック音楽家と仕事をした際には、伝統的な中国音楽家と共演したバージョンを録音し、その後、インドの音楽家、アイルランドの音楽家、米ナッシュビルのブルーグラス奏者とも同じことをした。エドは、「音楽は世界共通語です、たとえそれがすべて異なる言語であっても」と述べた。
そしてエドはついに、次のアルバムのタイトルが『プレイ』であることを認めた。また、5枚のスタジオ・アルバム [+(プラス、2011年)、x(マルティプライ、2014年)、÷(ディバイド、2017年)、=(イコールズ、2021年)、–(サブトラクト、2023年)] を含む『マスマティックス』シリーズの後、次のアルバムは18歳の時に思いついたアイデアに基づいていると語った。現在34歳のこのシンガーは当時、数学から始まり、“プレイ”(再生)、“ポーズ”(一時停止)、“リワインド”(巻き戻し)“ファストフォワード”(早送り)、“ストップ”(停止)と続く10枚のアルバムの構想を練っていた。
エドは、「(クエンティン)タランティーノに夢中で、彼が10本の映画を撮りながらサイド・プロジェクトもやっていると聞いたんです」と述べ、「だから自分も10本やりながら撮って、ところどころでサイド・プロジェクトをやりたいんです」 と明かした。ジミーが『ストップ』を最後に引退するつもりなのかと尋ねると、エドはこれまでに書いた未発表曲を集めたアルバムを制作し、死んだ日に『イジェクト』(放出)としてリリースするというアイデアも考えていると語った。
また、エドは10代の頃にアイルランドのシンガー・ソングライター、ゲイリー・ダンにインスパイアされたこと、そしてループ・ペダルの使い方を学ぶためにMySpaceでメッセージを送ったことを語った。その後、彼は「Shape of You」の各パートをどのようにして組み上げていくのかを、ジミーにも“オー・アイ、オー・アイ、オー・アイ”という高音のバック・ボーカルを歌ってもらいながら、『トゥナイト・ショー』のステージで披露した。このエピソードでは他にも、彼がインドでこの米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”No. 1ソングをシタールで演奏している動画も紹介された。
そして彼は、「Shape of You」はもともとリアーナのために書いた曲だったと語り、アルバム用の新曲を制作するたびに、彼女が選んでくれることを期待して、いつも1曲は彼女のために制作していると付け加えた。「リアーナは誰よりも最高のセンスを持っています。彼女はいつも本当に本当に素晴らしい曲を選ぶんです」と彼は語り、ジャスティン・ビーバーのヒット曲「Love Yourself」も、もともとはリアーナのために書いた曲だったと付け加えた。
常に多忙なエドは、現地時間の3月28日から米マサチューセッツ州イプスウィッチで2日間にわたって開催するポップアップ・パブについて説明した。このパブでは、ファンは古い携帯電話に残っている意味のある動画やメッセージを送信することで入場できる。これらのメッセージはミュージック・ビデオの撮影時にバーの壁に投影される。エドは、このパブのインスピレーションとなった曲「Old Phone」を、人前で披露するのは2回目だと言いながらアコースティック・ギターの弾き語りで一部披露した。
ジミーとエドはまた、変装して地下鉄で演奏するこの番組の代表的なコーナーを最近収録したことをほのめかし、エドがチャペル・ローンの「Pink Pony Club」の素晴らしいカバーを、驚いたニューヨークの通勤客のために行ったと明かした。
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