アンドレ3000、スライ&ザ・ファミリー・ストーンがアウトキャストに与えた影響について振り返る

2025年2月13日 / 17:15

 【アカデミー賞】受賞作品『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』には、スティーヴィー・ワンダーから故ニーナ・シモンまで、素晴らしいパフォーマンスが満載だった。だが1969年の【ハーレム・カルチャー・フェスティバル】を題材にしたこのドキュメンタリーでとりわけ心を奪われたのは、多民族バンド、スライ&ザ・ファミリー・ストーンのサイケデリックなソウル・ファンクの輝かしいパフォーマンスだった。

 黒人歴史月間を祝う今、音楽界の鬼才シルヴェスター・“スライ”・ストーンの生涯とレガシーを深く掘り下げたドキュメンタリー『Sly Lives! (aka The Burden of Black Genius)』(原題)が、現地時間2月13日に米Huluでプレミア公開された。その配信に先駆け、米ビルボードが独占的にこの待望のドキュメンタリーからの映像を一部公開している。この映像では、2025年に【ロックの殿堂】にノミネートされたアウトキャストのメンバー、アンドレ3000が、1971年のスライ&ザ・ファミリー・ストーンのアルバム『There’s a Riot Goin’ On』(邦題:暴動)のジャケットが、2000年のアウトキャストのアルバム『スタンコニア』に与えた影響について振り返っている。彼は、「僕らはアメリカにいるけれど、同時にブラック・アメリカにもいる。僕らは2つの異なる現実の中にいるんだ」と述べている。

 『Sly Lives!~』は、2021年の『サマー・オブ・ソウル~』でドキュメンタリー映画監督デビューを果たしたアーミル・“クエストラヴ”・トンプソンが監督を務めている。「Everyday People」、「Dance to the Music」、「Family Affair」などの名曲で音楽史に画期的な一章を刻んだカリスマ的シンガー・ソングライター兼ミュージシャンについて探求するにあたり、クエストラヴは声明で、スライの世界に踏み込むきっかけとなったのはいくつかの疑問だったと語っている。彼は、「ブラック・ジーニアス(黒人の天才)という概念を調査し、問い質したいと思った。それは一般的な天才の概念とどう違うのか?そのレッテルを貼られることによる影響は何か?そこにはどれほどの期待が込められ、どれほどの恐れとどれほどの理不尽な期待が伴うのか?スライはあなたをより高いところへ連れて行きたかった。この映画があなたをより深く導いてくれることを願っている」とコメントしている。

 ジョセフ・パテルとデリック・マレーがプロデュースした『Sly Lives!~』は、スライの成功と転落についてだけを扱ったドキュメンタリーではない。クエストラヴにとってこのドキュメンタリーは、「ブラック・アーティストと成功について、なぜ多くのブラック・アーティストが生存者罪悪感のようなものを感じているのか、また、彼らを支援していると主張する世界が、いかに彼らを傷つける可能性があるか」について、対話を促すものにしたいと考えている。「ブラック・アーティストにはあらゆる方向からプレッシャーがかけられており、それは時に打ちのめされるようなものだ」と彼は述べている。


音楽ニュースMUSIC NEWS

【ビルボード】林真理子の新作エッセイが総合書籍チャート首位浮上 『野崎くん』最新刊が続く

J-POP2026年8月21日

 2026年8月20日公開(集計期間:2026年8月10日~8月16日)のBillboard JAPAN 総合書籍チャート“JAPAN Book Hot 100”は、林真理子『80代になるとたいていボケるか死ぬ。70代は神様から与えられた特 … 続きを読む

【ビルボード】林真理子のエッセイが“Reiwa Books”初の首位獲得、『月刊少女野崎くん 18巻』が急浮上で2位に

J-POP2026年8月21日

 2026年8月20日公開(集計期間:2026年8月10日~8月16日)のBillboard JAPAN年代別書籍チャート“Billboard Japan Reiwa Books”で、林真理子『80代になるとたいていボケるか死ぬ。70代は神 … 続きを読む

【Hot Shot Books】超特急タカシ初写真集が1位、『ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~』5作がトップ10入り

J-POP2026年8月21日

 2026年8月20日公開(集計期間:8月10日~8月16日)の“Billboard Japan Hot Shot Books”で、超特急のタカシによる『BULLET TRAIN TAKASHI 1st Photobook『xemx』』が首 … 続きを読む

【ビルボード】アマプラ&夏フェアの影響で綾辻行人『十角館の殺人』が昭和チャートを制す

J-POP2026年8月21日

 年号別チャート“Billboard JAPAN Showa Books”の2026年8月20日公開チャート(集計期間:8月10日~8月16日)で、綾辻行人『十角館の殺人』が首位を獲得した。  本作は総合ポイントが約2倍に増加。現在、講談社 … 続きを読む

【ビルボード】東野圭吾『あなたが誰かを殺した』が文芸書籍チャート首位獲得 『永遠の記憶』が2位に続く

J-POP2026年8月21日

 2026年8月20日公開チャート(集計期間:2026年8月10日~8月16日)の文芸書籍チャート“Billboard JAPAN Hot Bungei Books”で、東野圭吾『あなたが誰かを殺した』が首位を獲得した。  本チャートは、紙 … 続きを読む

page top